電子書籍と普通の本棚と。

数日前のギズモード・ジャパンにこんな記事が出ていました。
【やっぱりね!】電子リーダーの1/3はエロ小説を読むために使われている

電子書籍だと外からは何を読んでいるのかわかりにくい、という理由が大きいのでしょうか。
日本だと文庫本を買うと書店のカバーを付けてもらえますし、本好きな人なら公共の場で読むため、本そのものに傷を付けないためにお気に入りのカバーをかけることも多いでしょうけれど、ペーパーバックなんかだとそれも難しそうですしね。
それとも、外国にはあのサイズに合うブックカバーというのもあるのでしょうか?

それより気になったのが、隠れて読んでいるものの種類。
タイトルではエロ小説なんて書かれていますが、本文では他にも挙げられています。


電子書籍を使って人から隠れて読んでいるジャンルとして、34%がエロ小説を挙げています。
これはまあ、家族や友人が見る本棚に置いておくのも良くないでしょうし、そういうものかもしれません。

さらに多いのが青少年向けフィクションの57%。
ハリーポッターって読んでることを隠さなきゃいけないような本ではないと思うのですが、国による感覚の違いでしょうか。
電車内で、サラリーマンが漫画雑誌やライトノベルをカバーもかけずに読んでいたりする国ですからね。

もう一つ、28%の人が挙げているのがSci-Fi小説。
SFですね。
うちの本棚なんてフィクションに関しては大部分がSFとライトノベルとマンガです。
これも隠す必要はないと思うんだけどなあ。


「回答者の本棚にある本の4分の3は、自伝や政治関連、ノンフィクションの本であるのに対して、電子リーダーには、こういった本を14%しかいれていない」というのはわかるような気がします。
本棚に並べておくのはつい堅い本になるという。

しかし、日本だと政治関連の本なんかは逆にあまり人目につかないところに置いていそうな気もしますね。
伝記なんて読む人すら多くないと思います。
スティーブ・ジョブズなんかは別として。

これはすでに電子書籍が普及しているイギリスでの調査結果ですが、将来日本で電子書籍が普及したらどうなるのでしょうね。


今でも「どの本を自炊してしまって、どの本をそのまま本棚に残すのか」はけっこう悩ましい問題となっていますが。
僕の場合、一度も読み終えていない本に関しては無条件で「未読用本棚」に残しています。
で、一度読んだ本はひとまず「読了済み本棚」へ。

ここでデバイスの制限がかかってきます。
大画面でカラー表示可能なタブレット端末を持っていないので、写真集や絵本のような全面カラーのもの、大きいものは基本的にこのまま本棚に残します。
白黒の文字だけではなく、グレースケールでスキャンしなければならない図が大量に含まれる新書などもめんどうなので自炊はしませんが、よほど内容が気に入ったものの他は「本箱」(ダンボール)に詰め込まれます。
挿絵のない小説は特に気に入ったものを残して、それ以外は裁断&スキャンしてしまうことが多いですね。

こうして本棚に残るものが決まってくるわけですが、その結果としてマンガ単行本(サイズが大きめ)、SF小説(ページ数が多くてスキャンが面倒)、ライトノベル(挿絵があってスキャンが面倒)が中心に残ることになります。
あとは一度で理解できなくて何度も読み返したいような哲学書や格言集の類いですね。

iPadなどがあればサイズの大きなマンガや、グレースケールでのスキャンが必要なライトノベルも自炊してしまえるのでかなり本棚に余裕ができるのですが、値段が高いので躊躇してしまいます。
Kindleの画面では白黒でスキャンした活字ページと、グレースケールでスキャンした活字ページで読みやすさが全く違うので、挿絵はグレー、文字のみなら白黒と使い分けることになってかなり面倒なのです。
全部グレースケールで取り込んで、後から文字のみのページをモノクロに変換するという手もありますが、それにしても処理が面倒なのでついついさぼってしまいます。

すでに本棚の上や手前側にも本が積み上がりつつあるので、そろそろまた減らさなくては。

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