『Slay the Spire』汎用カード(白)

『Slay the Spire』に登場するカードのうち、枠が白いものはどのクラスを選んでも出会う汎用のカードだ1
オーブ生成のように特定のクラスに特化したものはないが、一度覚えてしまえばどのクラスでも使い回せる懐の広さが魅力となる。

難点として、敵を倒したときのドロップでは手に入らないために入手機会が限られてしまう。
一部イベントでの入手や特定のイベントでしか手に入らない専用カード以外は、ショップでの購入が主になるだろう。

アタック

0コスト

劇的な入場

「天賦」付きで必ず最初の手札に入る、敵全体に攻撃できるアタックカード。
威力は「ストライク」と同じだが、強化してもあまり伸びない。
一度使うと廃棄される。

序盤では役に立ってくれそうなのだが、最初に買うには売値が高い。
かといって終盤では威力不足になってしまうという難しいカード。

剣の一閃

攻撃しつつ、同時に山札からカードを1枚引ける。
ただし威力はアップグレード後でも低く、未強化では「ストライク」の半分しかない。

持っていてマイナスになることは少ないものの、アンコモンなので微妙に売値が高いのが厳しい。
イベントでもらえる機会があればもらいたいカード。

スイフトストライク

0コストのアタックカード。
エナジーを全く消費せずに使える攻撃手段ではあるものの、威力は初期デッキに入っている「ストライク」と同等。

あえて購入することはあまりないかもしれない。

ナイフ

汎用カードではあるものの、実質的にサイレント専用の0コストアタック。
サイレントの一部カードを使うと手札に直接加えられ、一度使うと廃棄されてしまう。

単体では威力が低く、サイレント専用の各パワーやレリックで強化したい。

1コスト

噛みつき

イベントで特定のレリックまたはHP上限と引き換えに入手。
攻撃しつつHPを回復できるアタックカード。

未強化なら威力も「ストライク」の上位互換(強化後比較なら威力-1。こちらにはHP回復がある)となるアタックカードなので、できれば確保したいところ。
ただし、「ストライク」の削除が進んでいる場合は交換によってデッキのバランスが崩れてしまいやすいのであまりおすすめしない。

儀式の短剣

イベントで少量のHP(および大金を入手する機会)と引き換えに入手。
単体でも威力15に加え、この攻撃で敵を倒すたびに威力が伸びていく強力なアタックカード。
とどめだったかどうかとは無関係に、一度使うと廃棄されてしまう。

未強化でも1コストとしては大きなダメージを与えられるカードなので、イベントが発生した場合は入手することが多い。
廃棄と相性の良いカードが多くHP減少のデメリットを取り返しやすいアイアンクラッドには、特に適している。

2コスト

マインドブラスト

初期手札に必ず入る天賦付き、山札にあるカード枚数分のダメージを与える特殊なアタックカード。
アップグレードするとコストが1に下がる。

デッキ枚数が多ければそれなりの威力になるのだが、初回以降は山札の底にこのカードが入って低威力になってしまうことも多い。
初期コスト2が重いこともあり、あまり購入しないカード。

強欲の手

2コストながら威力の高いアタックカードであり、ミニオン以外の敵にとどめを刺すとゴールドが入手できる。
無色のアタックでは唯一のレアであり、売値が高い。

同様にとどめを刺すと効果が働く「儀式の短剣」や「捕食」と異なり、廃棄されないので単純な高威力のアタックとしても繰り返し使える。
コストがネックだが、序盤で購入できるだけのゴールドがあれば投資額以上の働きをしてくれる。

スキル

0コスト

J.A.X

HPと引き換えに筋力を得るスキル。
特定のイベントでのみ入手可能。
入手にデメリットはないが、他の選択肢で得られるカードを変化させる効果や専用レリックとの引き換えとなる。

豊富な筋力強化の手段を持つアイアンクラッドではあまり選ばないが、サイレントやディフェクトにとっては貴重なカードと言える。
ただ、アイアンクラッド以外はHPの減るデメリットが痛いので頻繁に使うことはないだろう。

技巧

ブロックを得て、カードを引くスキル。

ブロックの数値が小さく、引けるカードも1枚なので選ぶことは少ない。
あって困るカードではないが、積極的に購入するものではないように思う。

啓発

手札のカード全てのコストを1に下げるスキル。
効果はそのターン限り(アップグレード後なら戦闘終了まで)

高コストのアタックを複数使うデッキなら有用そうだが、そういうときに限って売っているショップに出会えない。
コスト1や0のカードばかりだとメリットがないため、他のカードと要相談。

シークレットウェポン

山札から任意のアタック1枚を引く。
使用後に廃棄されるが、アップグレードしてあれば廃棄されない。

好きなアタックを引ける効果は強そうに見えるが、値段が高い。
シークレットウェポンを使ってでも引き込みたいアタックが必要になる。

シークレットテクニック

山札から任意のスキル1枚を引く。
使用後に廃棄されるが、アップグレードしてあれば廃棄されない。

「シークレットウェポン」同様、このカードを使ってでも手札に引き込みたいスキルがあれば無用の長物になってしまう。
レアカードなので値段も高い。

焦燥

手札にアタックカードがないときに限り、カードを引くスキル。

手札にアタックカードがない状態がめったにないため、使ったことがない。
使うなら手札がスキルだらけになりがちなサイレントだろうか。

深呼吸

捨札全てを山札に戻し、カードを引く。

0コストでカードを引けるのはメリットだが、状況によっては捨札が山札に戻ると状態異常まで入ってしまったりする。
ついでにブロックを得られる「技巧」の方がマイナスになりにくいが、特定のカードを繰り返し使うデッキならこちらに軍配が上がる。

先見の明

手札のカードを山札の底に置く代わりに、そのカードのコストが1回使うまで0になるスキル。

デッキの総数が少なくて回転が早いときや、底に置いたカードを手札に引き込む手段があるときに使うと強い。
高コストカードがなければあまり意味がないため、デッキ次第で有効性が大きく変わる。

戦略家

カードを3枚(アップグレード後4枚)引き、このカードを廃棄する。

手札が増える便利なスキルのはずだが、このカードに回せる資金がなくて買ったことがない。

直感

ブロックを得る。

シンプルな効果だが、エナジー消費なしでブロックを得られるので攻撃と防御を両立させやすい。
優秀なカードなのは間違いないので、あとは購入に回せる資金があるかの問題となる。

つまづき

敵1体(アップグレードなら全体)に弱体を与える。

弱体はアイアンクラッドの「強打」などでも与えられるので珍しいデバフではない。
しかし、0コストで2ターンに渡って弱体化させられる効果は大きい。
弱体付きのアタックや他のスキルが充実しているのでなければ、購入する価値がある。

祓い清め

手札のカード3枚(アップグレード後は5枚)を廃棄し、自身も一緒に廃棄される。

状態異常や呪いをまとめて廃棄できる便利なカード。
とはいえデメリットを打ち消すだけでは寂しいので、廃棄で何らかのメリットを得られるデッキ向きだろうか。

万能薬

全てのデバフを1回(アップグレード後なら2回)防げるアーティファクトを得るスキル。
使うと廃棄される。

古代のポーションと違って好きなタイミングで発動できるわけではないが、特定の敵が使ってくるデバフを防げると非常に有利になる。
また、自分に不利な効果を併せ持つ強力なカードを使いやすくなる。
他のカードとの組み合わせによっては積極的に確保したい。

非常ボタン

大量のブロックを得る代わりに、次ターンの終わりまでブロックを得られなくなるスキル。
使うと廃棄される。

エナジー消費なしで大量のブロックを得られる強力なスキルだが、次ターンでブロックが得られないのは危険。
考えなしに購入しても、使えないままになるかもしれない。

包帯

HPを回復するスキル。
使うと廃棄される。

アイアンクラッド以外のクラスにとって、少量とはいえ戦闘を通してHPを回復できる貴重な手段。
廃棄されてしまうため、通常は戦闘ごとに1度しか使えない。
どうせ購入するなら序盤から使い始めたいカードだ。

暴力

山札から3枚(アップグレード後4枚)のアタックを手札に加え、このカードを廃棄する。

3枚も4枚もアタックカードを引いたところで、エナジー不足だと使えない。
「啓発」などのカードでコストを下げるか、エナジーを得る手段がなければ強さを実感しにくいカード。

目くらまし

敵1体(アップグレードなら全体)に脱力を与えるスキル。

つまづきと同様に珍しいデバフではないが、コスト消費なしで気軽に使えるのが嬉しい。
脱力させる手段が豊富でないなら購入したいカード。

闇の足枷

敵1体の筋力を1ターンだけ大きく下げるスキル。
使うと廃棄される。

ダメージを大きく下げられるスキルだが、廃棄されてしまうのが難点。
良いタイミングで使えれば一部のボスに対してかなり優位に立てる。

予測

カードを2枚引き、手札を1枚山札の1番上に置く。
使用後に廃棄されるが、アップグレードしてあれば廃棄されない。

手札の総数は変わらずとも、先のカードまで見て選べるのがメリット。
コストが足りないカードを次のターンに引けるように戻す使い方も可能。
レアカードなので割と売値が高いのが難点。

よろず屋

使用するとランダムな無色のカードを手札に加え、このカードは廃棄される。

使うたびに出てくるカードが違うので戦略に組み込みにくく、あまり購入するメリットがない。
使っていると面白いカードではある。

1コスト

狂気

ランダムな手札1枚のコストを戦闘中0にするスキル。
使うと廃棄される。
専用のイベントで入手することが多いが、ショップでも普通に入手可能。

アップグレードすればこのカード自体も0コストになるので、どんなカードが0コスト化してもお得になる。
繰り返し使いたいカードや高コストなカードに効果がかかってくれれば嬉しい。

幻姿

専用イベントで入手し、受けるダメージを1にする「幻姿」を得られるスキル。
使わず手札に残すと廃棄され、使っても廃棄される。
アップグレードすれば手札に残しても捨札送りになるので温存できるが、使うと廃棄されるのは変わらない。

非常に強力なカードなのだが、入手イベントで同時に最大HPが半減するペナルティが大きい。
長期戦になりがちなデッキでこれに頼るのは心もとない。

発見

3枚のランダムなカードが提示され、そのうち1枚を手札に加えるスキル。
しかもそのターンに限り0コストで使用できる。
アップグレード前は使うと廃棄。

発見そのものが1コストなので、2コスト以上のカードを選んで使えばエナジー的にはお得となる。
選択肢が提示されるタイプなので状況に応じたカードを選びやすいものの、未アップグレードのカードが出るのと戦闘終了まで通常コストでデッキに残るのが難点。

2コスト

羽化

ランダムなアタック3枚(アップグレード後5枚)をコスト0でデッキに加えるスキル。

本来高コストなアタックを0コストで何度も使えるのは嬉しいが、元から0コストのカードばかり出ることもある。
レアではあるが他のランダム系と同様に博打なので、なかなか購入に至らないカード。

サナギ

ランダムなスキル3枚(アップグレード後5枚)をコスト0でデッキに加えるスキル。

羽化のスキル版。
欠点も同じで、なかなか活用しにくいカード。

神格化

戦闘終了まで全カードをアップグレード済みにするスキル。
使うと廃棄される。

これ自体をアップグレードするとコストが1になり、扱いやすくなる。
デッキの穴になりがちなストライクや防御ですらそれなりに使えるようになるため、1枚あるだけで大幅な強化になるのが嬉しい。

爆弾

3ターン後、敵全体に大ダメージを与えるスキル。

高威力の全体攻撃だが、待ち時間があるのが難点。
ブロックを大量に得られるデッキで使いたい。
あまり売っていないように感じる。

Xコスト

変異

残りエナジーを全て消費し、消費したエナジーと同じ数の無色カードをターン限定の0コストで手札に加えるスキル。
使用すると廃棄。

変異をアップグレードすると出てくるカードもアップグレード済みになるのが特徴。
とはいえ運次第なので使いにくいカードではある。

パワー

全てレアなので高い。

0コスト

威風堂々

カードを5枚使うたびに敵全体にダメージを与えるパワー。

10(アップグレード後14)とそこそこのダメージになるが、高コストデッキだと5枚使うのはなかなか難しい。
デッキ次第、敵次第では強力。

加虐性

敵にデバフを与えるたびにダメージも与えるようになるパワー。

デバフカードが多いサイレント、0コストのデバフに富むディフェクト向けだろうか。
「アッパーカット」のようなアイアンクラッドの2コストアタック群の強化にもなるので、デッキ次第でどのクラスでも有用。

2コスト

磁性

毎ターンランダムな無色のカード1枚を手札に加えるパワー。

ランダム系な上に毎ターン発動する、おまけに0コスト化するわけでもない。
レアではあるが使い所の難しいカード。

騒乱

ターン開始時に山札の一番上にあるカードを発動するパワー。

エナジー消費なしでカード1枚を毎ターン使ってくれるのだが、廃棄付きのカードなども発動させてしまう。
派手ではあるが戦略が壊れるので、デッキのカードとの相性を考えたい。
単純な高コストアタックばかり積んでいるなら有効かもしれない。


  1. 公式には白ではなく「無色」のカードである。画面上はグレーまたはシルバーにも見える。 ↩︎

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