チョウバエブロック投下

浴室にチョウバエが発生していることは以前の記事で書いた通りです。
あのときに掃除をしたことで数は減ったのですが、相変わらず部屋に戻るとチョウバエの死体が落ちている生活を続けていました。
一日に3匹くらいでしたし、すぐに効果が出ないかもしれないので…。

ところが、数日家を空けてから戻ってみると浴槽に10匹ほどの死体が落ちていました。


にたすちゃんは激怒した。
必ずかの繁殖力旺盛なる虫の発生源を除かねばならぬと決意した。

は良いのですが、業者に頼むのはお金がかかるし、立ち会う必要があるので面倒です。
かと言って、手持ちの道具で可能な掃除には限界があることを実感していました。
これ以上の対策をするには、多少の出費が必要なことは明らかでした。

お金をかけずに自力で対処するのは諦め、対策グッズを探してみるといろいろ出てきました。
一般的な殺虫剤ではなく、チョウバエに効くものに限って。

一番多いのが、「寄せ付けない」もの。
ユスリカやチョウバエ(同じ仲間だそうです)の苦手とする殺虫・忌避成分が拡散する、という商品ですね。
さほど強い成分ではないので人間には害が無いらしく、芳香剤タイプまであります。
しかし、これは室内で発生されると意味がありません。

次が「棲家をなくす」もの。
虫対策というよりは掃除用品です。
根本的解決だとは思うものの、高圧洗浄機は値段も高くて場所も取ります。
しかも他に使い道がなくてもったいないので却下。

排水口を塞いで水を溜め、浴槽の外側をつけ置き洗いするという商品もありましたが…持ち家じゃなければそこまでやりません。
日常の手入れくらいはやりますが、それは家主のレベルの大掃除ですよ。


最終的に選んだのが、「幼虫が成虫になれなくする薬」です。
一昔前に環境ホルモンの影響が騒がれたことがありましたが、仕組みはあれに近いです。
虫の体内に存在するホルモンに近い成分を浴びせるのです。

完全変態する昆虫は、幼虫→蛹→成虫と全く違う姿になります。
その変化は、ごく微量のホルモンが制御しています。
変態に関わるホルモンのバランスを崩すことで、うまく変態できずに自滅してしまう、という仕組み。

効果があったので具体的な商品名を上げると、「ユスリカチョウバエブロック」という商品です。
さすがに普通のドラッグストアでは見たことがないので、Amazonなどで買いましょう。
これを水に溶かして浴槽裏や浴槽下、排水口に流し込むだけ!

良い点としては、
  1. 効果が継続する
    成虫を殺すのではなく、幼虫の成長を防ぐのでしばらく効きます。
    少なくとも2週間くらいは姿を見ることが無くなります。
  2. 人体への影響がない
    虫のホルモンバランスを崩す薬なので、スプレー式の殺虫剤のようにくしゃみが出たり、目が痒くなったりしません。
  3. 安い
    一包あたりに直すと60円くらいで、長く効きます。
悪い点としては、
  1. 幼虫のいる場所がわからないと使えない
    幼虫に効く薬なので、どこで育っているのかわからないと使えません。
    どこからともなく来る場合は、当てずっぽうでぶっかけるか特定するかです。
  2. 即効性は高くない(はず)
    成虫には効かないので、数日間は成虫が出てくると注意書きされていました。
    実際には二日後から見かけなくなりましたが…。
  3. 少し面倒
    浴室に使う場合だと、水に溶かさないといけないので手間がかかります。
    用水路などには放り込むだけなのですが、詰まり防止だそうです。
多少不便な点はあるものの、コストパフォーマンスは抜群です。
もちろん浴室を完璧にきれいにするのが一番ですが、長く住むわけでもない賃貸なのでそこまでする気にはなれませんでした。
早ければ来年には引っ越している予定ですから、応急処置で十分。


これでようやく虫の悩みが解決しました。
次は…カビですかね。
1階で日当たりも良くないので、浴室の湿気はどうしようもないところがあります。
この部屋にいる限り悩みは尽きないでしょう。

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