前回8月17日の記事を書いた時点では『Slay the Spire』を最初から使えるアイアンクラッドでしかクリアしていなかったが、記事の公開後にプレイを続けてその日のうちに残り2人のキャラクターでもボスを倒すところまで到達できた。
さらにそれぞれのアンロックも終わったので、特徴やお気に入りのカードを少しだけまとめてみる。
個別の詳しい情報はまた別の記事にするつもりだ。
アイアンクラッド
最初にクリアしたキャラクターとして名前を上げたアイアンクラッドは、『Slay the Spire』を購入した全てのプレイヤーが最初に触ることになる。
現時点で3人のキャラクターが用意されているものの、初回プレイ時に開放されているのはアイアンクラッドのみだからだ。
他の二人に比べて特別優遇されているわけではないが、比較的シンプルでゲームシステムの習得に適した性能に仕上がっている。
アイアンクラッドで一度挑戦すれば、飲み込みの早いプレイヤーは『Slay the Spire』のシステムやデッキビルドの基本をマスターしてしまうだろう。
しぶとく戦う
アイアンクラッドは他の2キャラクターに比べて初期のHPが高い。
おまけに、戦闘終了後に毎回HPが少し回復する能力まで持っている1。
一言で言えば死ににくい。
ボスは無理でも、1撃のダメージが小さい相手なら積極的に攻撃して倒してしまえばほとんどHPが減っていなかったりする。
イベントで減らされたHPも、戦闘で無傷での勝利を繰り返せば少しずつ回復できてしまう。
攻撃力を上げる
加えて、カードには自身の筋力を高めるものが多数ある。
『Slay the Spire』では筋力が1上がると攻撃1回のダメージが+1されるため、連続攻撃を行う「旋風刃」や「猛撃」なら合計ダメージが跳ね上がる。
ダメージを打ち消してくれるブロックを重ねるデッキや「カードの廃棄」を利用するデッキも組めるが、アイアンクラッドでのプレイを繰り返して開放するカードやレリックがキーになる。
最初は筋力で敵を殴るデッキを育ててみるのがシンプルで良いのではないだろうか。
お気に入りカード
- 怒り
- 威力は高くないが、使うたびに枚数が増える0コストのアタックカード。
超強力とは言い難いものの、使っていて楽しい。 - パーフェクトストライク
- コストが2なのでやや扱いにくいが、名前にストライクの付いたカードが増えると威力が上がるカード。
デッキによっては猛烈な威力になり、初クリアに貢献してくれた。
サイレント
サイレントは、アイアンクラッドでプレイすると開放されるキャラクターだ。
クリアする必要はないので、アイアンクラッドで上手くいかなければサイレントを試してみるのも良いだろう。
攻撃力を伸ばしやすいアイアンクラッドとは逆に防御力が伸びやすいタイプになっており、こちらの方がしっくりくるというプレイヤーもいるはずだ。
初期レリックによって1ターンめだけ手札の枚数が多く、「防御」が1枚も引けずにいきなり大ダメージ…となりにくい安定感も嬉しい。
ダメージを減らす
サイレントは敏捷性を上げやすいのが特徴となっている。
敏捷性が上がるとブロックの獲得量が上がり、より多くのダメージを打ち消せるようになる。
アタックカードの打撃力が控えめでも、無傷~小ダメージに抑えて敵を倒していけるのが強みだ。
最初からデッキに入っている「サバイバー」は一気にブロックが得られる上に状態異常の廃棄までできる便利なカードである。
毒とナイフで敵を倒す
筋力を上げにくいサイレントの武器は、毎ターンダメージを与えられる毒状態と、手数に物を言わせるナイフ攻撃だ。
『Slay the Spire』の毒ダメージは一定ではなく、毒効果を重ねがけするほどに1ターンあたりのダメージと継続ターンの両方が伸びていく。
「触媒」やで上手く蓄積させることができればボスでも一気に沈められるほど強力だ。
一見低威力で役に立たないナイフも、パワーカードやレリックとの組み合わせ次第で十分な凶器になってくれる。
お気に入りカード
- まきびし
- 攻撃されるたびにダメージを与えるトゲ状態を得られる。
攻撃回数の多い敵や、こちらから仕掛けにくい相手の自滅を狙うのに便利。 - バレットタイム
- 手札全てのコストが0になるため、スキルやレリックで手札を増やしておいて一気に畳み掛けられる。
アップグレードするとバレットタイム自体のコストが下がるため、早めにアップグレードしておきたい。
ディフェクト
ディフェクトはサイレントでプレイすると開放される。
やはりクリアは不要だ。
アイアンクラッドにもサイレントにもなかった「オーブ」という要素を考えながら戦わなければならないので難しそうに見える。
しかし、上手くハマれば攻守ともに優れたキャラクターだ。
ライトニングとフロストを使いこなす
ディフェクトの戦略で中心となるのは、やはりオーブだ。
中でも初期レリック「ひび割れたコア」の効果で生成され、初期カードの「ザップ」でも作れるライトニングは攻撃の要になる。
ライトニング
呼び出したあとは放置しても毎ターンランダムな相手に攻撃し、「ダブルキャスト」すれば一気にダメージを与えられる。
継続ダメージとしても、リソースとしても優秀だ。
フロスト
初期デッキでは生産できないが、「寒波」などのカードを手に入れると扱えるようになる。
スロットに入れておけば毎ターンブロックを得られ、開放すればまとめてブロックが手に入る。
数値は大きくないが、ダメージを抑えるためには使いこなしたい。
0コストカードで連続攻撃
フロストのもう一つの特徴が0コストで使えるカードの多さだ。
「爪」「ビームセル」など最初から0コストのカードはもちろん、戦闘内で使うごとにコストが下がる「効率化」という変わり種も活用したい。
お気に入りカード
- オールフォーワン
- 大きめのダメージに加えて、「捨札にある0コストのカードを全て手札に戻す」効果が強力。
大量の「爪」が入ったデッキで大活躍する。 - 切断
- 高コストだがダメージが大きく、とどめを刺すと使ったエネルギーが返ってくる。
『XCOM』でスナイパーが習得できるゾーン内を思い出すカードだ。
繰り返しプレイ
『Slay the Spire』では、使うキャラクターが変わると手に入るカードもガラッと変わる。
「ストライク」「防御」のような各色に存在するカードと白色背景の共通カードを除くと、赤、緑、青それぞれで全く違うカードプールからデッキを組み立てることになるのだ。
しかも、使えるカードの種類と登場するレリックの種類はプレイを重ねるごとに増えていく。
各キャラクターで5回(プレイ回数ではなくスコア?の合計が一定値に達するごと)に分けて要素が追加されるので、勝てなくても何度もプレイしたくなる。
新たなカードが使えるようになったら、試すためにもう一周の始まりだ…。
厳密に言えばアイアンクラッドの能力ではなく、初期装備レリック「バーニングブラッド」の効果。 ↩︎
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