MDR-DS7100

実家から戻ったので、前に記事にしたサウンドブラスター経由でメインのノートパソコンと接続している、ソニーのワイヤレスヘッドホンシステムについて書いてみようかと思います。
ずっとヘッドホンをつけたままというのは疲れるのでスピーカで音楽を流していることが多いですが、DVDを見るときには主にこれを使用しています。

最初に欠点から書いてしまうと、音楽を聴くには音質があまり良くないです。
ワイヤレスだからなのか疑似サラウンド効果に力を入れた製品だからなのかはわかりませんが、同じソニーの、半年ほど前にやや安いくらいの値段で購入したノイズキャンセリング機能付きのヘッドホン(MDR-NC60)の方が普通のCDを聴く場合は低音の迫力があるように感じます。
今はさらに値段も下がっているので、ステレオ音源にはそちらの方をおすすめします。

しかし、実際に初めてワイヤレスヘッドホンを使ってみると便利でした。
使うときにいちいちヘッドホンを繋ぐ手間もありませんし、音楽を聴きながら掃除をするような使い方をしてもコードをわずらわしく思うことがありません。

問題は5.1chのDVDを見た場合に後ろから音が聞こえるか、というところですが……正直「後ろ」とは違う方から聞こえているような。
斜め?
左右だけではなく「やや後ろ」からの音がある、もしくは左右にスピーカが二つずつ置いてあって、二つの音質が違うような感じです。

本体側には光デジタル入力が二つ、アナログ入力が一つあるので、テレビ(最近はデジタル放送で映画などがサラウンド対応していることも多い)とパソコン(DVD・CD再生)を光デジタルで接続しています。
ソニーとしてはテレビとPS3を接続、などの使い方が想定されているのでしょう。

残念ながらPS3は持っていないので、サラウンド対応のゲームということでステレオミニ-アナログRCA変換プラグを使ってPSPのMHP3を試してみましたが、こちらの方が映画よりもサラウンド効果を感じやすかったです。
前にいるモンスターの鳴き声は前、後ろにいるアイルーの声は「やや後ろ」から聞こえました。
PSPと本体を有線で接続してしまうとあまりワイヤレスヘッドホンの意味がないんですけどね……。

もちろん実際に5.1chや7.1chの環境が用意できるならそれに越したことはありませんが、ケーブルの取り回しが面倒だったり近所迷惑になってしまったりとなかなか難しい。
でもせっかくコンテンツが対応しているんだからサラウンドを試してみたい、という方には値段もそこまで高くないので手が出やすいのではないでしょうか。
本体と無線LANルータが近すぎるとときどき混線するのか音が途切れることがあるので、購入前に本体の設置場所を少し考えた方がいいかもしれません。

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