昨日の記事で紹介したボードゲーム、『エルドリッチホラー』。勝てるときよりも負けるときの方が多い協力型のゲームです。
プレイヤーに有利なイベントに比べて不利なイベントが多すぎますからね…。判定に成功すれば被害なし、失敗すればアイテムを盗まれる、怪我をさせられるなんてリスクがあるのにリターンの無いイベントもしばしば発生します。
それでも、基本に忠実に、そして臨機応変に動けば勝率を上げることはできます。最後はダイス次第ですが、それでも三割から四割くらいのクリア率は狙える気がします。
※2018年1月11日にブログテンプレートの変更に合わせて編集を行っています
基本編(セットアップ)
この内容は、全ての神格に対して当てはまります。破滅トラックが0になれば、一気に不利になるのは共通ですから。
探索者の人数は偶数にする
このゲームのマニュアルでプレイヤーキャラクターのことをどう呼んでいたか覚えていませんが、ここでは探索者としておきます。自分も含め、クトゥルフの呼び声TRPGに馴染んでいる人にはわかりやすいでしょう。
一度に出現するゲートやクリーチャーの数は、プレイヤーが3人、5人、7人になったときに増えます。しかも、クリアすべきミッションにはプレイヤー数の半分の○○を集める(切り上げ)といった条件が多くあります。
そのため、探索者が奇数だと圧倒的に不利です。プレイヤーが奇数人の場合にクリアしたいなら、誰かが探索者を二人操作するのがおすすめです。
戦闘役を入れる
CoC経験者は違和感を覚えるかもしれませんが、このゲームでは戦闘が必須です。次元の門を閉じるためには、出てきたクリーチャーを片付ける必要があります。また、特定のクリーチャーを早く倒さないとゲームオーバーになる要素もあります。
そのため、兵士、スパイ、水夫、格闘家などの筋力の高い探索者を一人は用意するのが有効です。
ゲートを閉じる役を入れる
戦闘が得意な探索者は基本的に知力などのパラメータが低いため、ゲートを閉じるのが苦手です。モンスターを倒してもらった後はバトンタッチして次元の門に対応しましょう。
巫術師、予見者などが適任です。
サポート役の優先度は低い
エルドリッチホラーは、世界中で同時に事件が発生するゲームです。必然的に探索者はあちこちに散らばって解決に当たることになるため、一緒に居ることで仲間をサポートする探索者の能力は発動させにくいです。プレイヤーが4人を超える場合以外は活躍の機会が少ないでしょう。
女優や音楽家、交渉力の高い政治家がこれに当たります。
バランス系の優先度も低め
具体的には探検家ですが、器用貧乏になりがちです。探検でアーティファクトを発見できれば大活躍も可能ですが、プレイヤーが3人以上の場合以外は戦闘かゲートの閉鎖に特化した探索者を優先すべきです。
基本編(立ち回り)
戦闘役
あなたの役目は死体の山を築くことです!
世界中のクリーチャーを倒して回りましょう。苦手なゲート遭遇や探検、クルー遭遇に挑戦しても失敗して正気度を失うのがオチなのでやめた方が無難です。
ゲート閉鎖役
世界中のゲートを閉じて、破滅トラックの進行を食い止めましょう。クルー遭遇も知力を要求されることが多いため、ついでに解決するのがおすすめです。
サポート役
各自の能力を活かして立ち回りましょう。影響力が高く、助力カードの入手が用意な探索者が多いです。あまり使っていないのでコメントしにくいですが。
探検家
まずは探検場所を目指しましょう。ついでにクルーを回収するのもアリですね。
固有アクションで良い協力者が仲間になれば、あるいは強力なアーティファクトを発見すれば戦闘やゲート閉鎖も同時にこなせます。
休息はギリギリまでしない
体力か正気度が半分になるまで休息は不要です。運悪くイベントで逝くときはほぼ即死級ですし、それ以外は大抵1か2のダメージで済みます。
怪我を治そうと休息を繰り返すのも、なぜかロールで失敗しがちなのであまりおすすめできません。
祝福状態になる
能動的に祝福を受けられる機会はアイテム聖水を使う以外にありませんが、イベントで「行動不能になれば祝福状態になれる」ようなものがあります。
祝福は強力なので、チャンスがあれば逃さないようにしていきましょう。
返すあてのない借金はしない
代償として高すぎるツケを払わされる可能性があります。基本的に返せない借金をすべきではありません。
まずはアザトースから
エルドリッチホラー 完全日本語版 |
基本としてはこれくらいでしょうか。これらを頭に入れておくだけでも、かなり勝率は上がるでしょう。
特にアザトースを相手にする場合はこれだけです。アザトースは特别なイベントのない初心者向けの神格なので、ゲームに慣れるにはうってつけです。マニュアルでもおすすめされていますね。
反面、アザトースが目覚めればその時点でゲームオーバーです。とにかく破滅トラックを進ませないことが肝心になります。
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