一匹や二匹であればこれで解決するのですが、チョウバエの難点は高い繁殖力と低い生命力です。
殺す前から死んでいるというか…なぜか見つけたときには既に死体になっていることが多い。
目が悪いので、落ちていないと気づきにくいのも理由かもしれません。
前に引っ越し直後に虫が発生した部屋があると書きましたが、それが今住んでいる部屋です。
一部屋あたりの生息数ではあちらの方が圧倒的に多い。
チョウバエも一般的なコバエ同様に生ごみなどから出てくるものだと思っていたので、料理もしていないのに居るのはおかしいと感じていました。
しかし1階で庭があるのでそちらから入ってくるものかな、とも。
全く違いました。
ネットで調べてみると、チョウバエの発生箇所は室内にあることが多いという情報がありました。
やつらは水回りの有機物(石鹸カスやらですね)を餌場兼ねぐらとするらしく、台所よりもむしろ浴室で繁殖するそうです。
排水口の掃除をサボると溜まったゴミから発生することもあるとのこと。
それなら心当たりがありました。
引っ越し直後は忙しく、しばらくまともに掃除をしていなかったのです。
早速、排水口に溜まった髪の毛を取り除き、奥には塩素系のパイプ洗浄剤を流し込んでおきました。
これにて、居室奪還作戦は成功しました。
数が減ったのか、これ以来身の回りに飛んできたり、居室の壁に止まっている姿を見ることはなくなりました。
ところが、まだ終わりではなかったのです。
暑くなってきて、蚊も姿を現すようになりました(こいつは本当に庭から来るようです)。
蚊への対策としては、殺虫効果が長時間持続するスプレータイプの製品を好んで使っています。
特にお気に入りは、残量のわかりやすいベープクリスタです。
自分が成分を浴びると目がかゆくなる気がするので、部屋を出る前などにスプレーしていきます。
おかげであまり蚊に刺されてはいないのですが、なぜか帰宅すると浴室にチョウバエの死体が。
毎日3~5匹くらいでしょうか。
蚊のように実害がある虫ではないものの、気分の良いものではありません。
あれ以来排水口はこまめに掃除しているので、これは排水口ではないと判断しました。
さすがに24時間換気している換気扇内とは考えにくいので、残るは浴槽周辺。
いわゆる「エプロン」の奥ですね。
エプロンと言われてもわかりにくい方は、INAXのサイトにエプロンの外し方を絵付きで紹介したページがあった気がするので検索してみてください。
間違っても画像検索してはいけませんよ。
早速パンドラの箱を開放! してみても、想像していたよりずっときれいでした。
汚いけど、掃除する気が失せるほどではないレベル。
その日は取り外したエプロンそのものを洗って、手の届かない奥にはシャワーで水を流して終わりにしました。
それが今から一週間ほど前。
また死体が増えてきました。
これはやり方が甘かったと考え、本格的な掃除に乗り出しました。
水だけではなく、浴室用洗剤と古くなった歯ブラシにパイプ洗浄剤まで使っての大掃除。
これ以上やるには、柄付きブラシや高圧洗浄機が必要でしょう。
前回洗ったことでそこそこきれいになったエプロンも、細かいところまで歯ブラシで磨きました。
浴槽の外側も、ブラシの届く範囲は直接磨き、それ以外は強めのシャワーでじっくり洗い流す。
すると出るわ出るわ、流し込んだ水が泥水のような状態になって帰ってきます。
有機物が腐敗しているのか、腐葉土を湿らせたような臭いもしてきました。
それを10分ほど続けたでしょうか。
ようやく流れてくる水が透明になり、黒い破片もなくなったので終了。
最後にとどめとして浴室内でベープをワンプッシュして、塩素を撒いておきました。
これが一時間ほど前の出来事です。
ここまでやれば、少なくとも6割(浴槽の真裏は手が届かないので…)は駆逐できたでしょう。
あとは今回掃除した範囲をきれいに保ちつつ、奥から出てきた成虫を確実に殺して行けば増殖は防げるはずです。
逆にこれでも足りない場合、本気で高圧洗浄機を導入するか、管理会社に文句を言う必要がありそうです。
入居前に害虫駆除の施工もされているはずですからね。
チョウバエが多い場合にやるべきことは
- 成虫を見たら殺す
産卵させないため。
一々殺虫するのが面倒なら、「蚊がいなくなるスプレー」系の商品を使いましょう。
化学の勝利。 - 排水口をきれいに保つ
適当に掃除しつつ、塩素流しておけば安心です。
ここでも化学の勝利。 - エプロンの奥も掃除する
構造上可能な場合、そこが巣窟になっている可能性は高いと思います。
普通の浴室用洗剤と柄付きブラシか使い古しの歯ブラシで十分掃除は可能です。
こすり洗いすれば良いのですが、無理やり化学の力を使うならバルサンとかでしょうか。
充満させれば効果はありそうです。
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