基地航空隊(1) 陸上攻撃機

期間限定海域では毎度お世話になる基地航空隊。
敵の制空値を減らして本隊の航空優勢を可能にしてくれたり、陸攻を苦手とする高耐久の相手を大破~撃沈に追い込んでくれたりと欠かせない存在です。
海域ごとに対応する任務をこなす必要はありますが、高難易度の一部通常海域でも攻略の助けとなってくれますね。

このシステムとはもう長い付き合いにもかかわらず詳細な仕様を把握しないまま利用していたので、誤解していたこともありました。
表示前なだけで陣形の影響を受けていると思っていたとか、特定の敵以外にも陸攻補正が入って艦攻より強いのを知らなかったとか。
Wikiの基地航空隊に関するページで確認したことを含めてまとめていきます。

1記事で終えるつもりが非常に長くなってしまったので、今回は主に陸上攻撃機について。
大型陸上機についてもついでに書いておきましたが、これは未所持の装備なので詳細を知りません。

基地航空隊に配備できる機体

基地航空隊では専用の陸上機が運用可能ですが、それだけではありません。
艦娘が装備できるほとんどの機体も基地への配備が可能となっています。
装備できる艦が限られる噴式戦闘爆撃機や大型飛行艇にも対応しており、大型飛行艇は持参する秋津洲に乗せるよりこちらでの採用がメインな気も。

逆に配備できないのは軽空母や航空戦艦に搭載して対潜を主目的とする対潜哨戒機、回転翼機、オートジャイロ&対潜ヘリといった顔ぶれ。
やや珍しい装備が多いですが、代表はカ号観測機でしょうか。
こうした機体は基地航空隊での対潜攻撃には使えません。
支援艦隊の航空支援(対潜支援)に回しましょう。

それにしても配備自体できなかったとは。
これらの機体を基地で使おうと思ったことがなかったので知りませんでした。

陸上攻撃機(陸攻)

航空攻撃の主役、陸攻。
水上艦への雷撃や陸上施設への爆撃で大きなダメージを出してくれるのは主に陸攻です。
一部の機体は反跳爆撃や対艦誘導弾による特殊な攻撃を行い、エフェクトが異なるだけでなくダメージ計算上も相手の艦種による補正が入るようです。

陸攻の強みは制空力、攻撃力、航続距離を併せ持つ点にあります。
序盤で基地のスロットを争うライバルとしては主に艦攻・艦爆ですね。

陸攻と制空

単純な制空力では陸戦・局戦はもちろん艦戦にも劣りますが、基地1部隊あたり4スロットしかない枠を制空のためだけに割かずに制空状態の改善を狙えるのは強みとなります。
各機体が制空値を持っているおかげで、陸攻の質や熟練度次第で航空戦能力を持つ敵艦隊に対しても陸攻のみで劣勢以上の戦いができることがあります。

基地の攻撃隊は1出撃で2回しか戦闘しないため多少の損耗を許容でき、本隊に比べて劣勢~拮抗で戦うことが多いのも追い風ですね。
本隊は弾着観測や空母カットイン、艦載機の被撃墜軽減のために優勢以上を狙うことが多いので戦闘機に頼りがちですが、基地では攻撃の手数を優先する機会が珍しくありません。

とはいえ制空状態が良くない中でボス艦隊を中心とする強力な対空砲火に2度も晒される以上、熟練度が高い状態を維持するのは簡単ではありません。
制空値やクリティカル補正を考えて熟練度最大を保つべきではありますが、毎回上げ直すのは時間的にも消費資源的にも厳しいものがあります。
イベントでも陸攻の熟練度は(最大では)ない前提で制空値計算しつつ運用していますし、人に勧めるのもこちらの方法です。

陸攻の攻撃

攻撃力については上位陸攻だと雷装15前後、爆装に至っては20を超えるような機体も。
艦攻・艦爆に比べて数値が大きいことに加え、陸攻とそれ以外ではダメージ計算の補正が異なっています。
結果、稼働機数が同じならほとんどの艦攻・艦爆よりも陸攻の方が計算上の攻撃力は上。
特定の敵や機体と敵の組み合わせによっては別の補正も入り、さらに大きなダメージがはじき出されます。

陸攻全般に弱い相手として、戦艦棲姫や空母棲姫といった古参のボスには大きな陸攻特攻がかかっているようですね。
初登場の時点では高い装甲と耐久を持っているから、と陸攻に弱く設定したのがそのまま残っているのでしょうか。
陸攻の攻撃で沈みやすいとは感じていましたが、本当に大きな倍率がかかるようです。

反跳爆撃と誘導弾はいずれも小型の相手に特に大きなダメージを与える攻撃方法です。
誘導弾搭載機はステータスが高いこともあって補正が弱めでも威力があり、B-25の反跳爆撃は大補正で重巡くらいまでに強いようです。
反跳爆撃は実装が前イベントなこともあり詳細な計算式は不明?

注意点として、陸攻は雷装と爆装を併せ持つ機体が多いですが使われるのは相手に合わせてどちらか一方です。
合計値で攻撃するわけではなく、水上艦には雷装、対地目標には爆装で計算されます。

陸攻と艦攻・艦爆

対水上艦で艦攻が陸攻を超えるのは、一番手軽に量産できる九六式陸攻を最上位の一部艦攻と比較したときくらい。
対地爆撃では艦爆との爆装値差が大きく、九六式陸攻と最上位艦爆との比較でも陸攻有利になるはず。
もっとも、上位の艦攻・艦爆には命中補正や撃墜耐性があります。
九六式陸攻や一式陸攻といった撃墜耐性を持たない下位陸攻との比較なら、被撃墜数や命中率の差でダメージの期待値が入れ替わることは十分考えられますね。

とはいえ天山一二型(友永隊)のような高い雷装と命中値を併せ持つ艦攻がありながら上位陸攻が揃っていない状況は想像しにくく、計算上の威力を理由に陸攻を差し置いて艦攻を配備する理由はほぼありません。
陸攻だと火力過剰で命中を優先したい小型艦狙いや周回時の資源節約には艦攻も有効みたいですが、うちでは強い艦攻を本隊に回したいのでほぼ採用したことがない戦法です。
攻略完了後は力尽きて掘りをしない(資源がなくできない)のがいつものことですしね。
イベントでは特定の艦攻を配備した航空隊全体に補正がかかるパターンもあるので、その場合は基地に艦攻を置くことがあります。

航続距離

艦攻・艦爆にない陸攻の強みとして航続距離の長さがあります。
戦場まで運んでもらえる艦上機と異なり陸攻は自力で飛んでいく必要があるので、全般的に航続距離が長くなっています。
爆装した戦闘機や誘導弾搭載で重量が増した機体を除くと半径7~9程度のマスに届き、後述の延伸に頼らずに攻撃できるマスが多いのは明確な強みとなります。
陸攻をさらに延伸して距離10のマスへ、ということもなくはないです。

対して艦攻・艦爆は4~6程度なので、陸攻のみなら届くマスにも延伸が必要ということも。
特攻対象だとしても、延伸用の二式大艇や陸偵にスロットを割いてまで採用するかは要検討となります。

入手方針

出撃させる陸攻が足りない場合は開発で九六式陸攻を揃えましょう。
以前は開発できなかったので余った艦攻を回していましたが、現在は開発で揃えられます。
ちょっと開発時に資材の消費が激しいのが難点ですが、前述の通りよほど機体性能に差がない限り九六式陸攻の方が艦攻よりも強いです。

3ヶ月や1年で再受注できるようになる任務の報酬で一式陸攻が増やせる機会が多いので、徐々に九六式から一式に入れ替えていくのがおすすめです。
また、節分の期間限定任務では銀河や四式重爆 飛龍が手に入ることが多いので見逃さないように確保しましょう。

イベント報酬にも、他の入手手段がない機体が用意されることがよくあります。
比較的難易度が高い海域だったり甲のみや乙以上の報酬になったりしがちですが、クリアできそうなら手に入れて基地の航空機を充実させたいですね。

東海

陸攻の一種ながら雷装がなく(申し訳程度の爆装はあり)、対潜に特化した機体なので見出しは別に。
本隊に対潜装備を満載せず、安全に道中潜水艦マスを抜けたいなら試製東海を中心にした対潜能力の高い機体の派遣が定番です。

東海と対潜値付き艦上機

対潜攻撃の威力・航続距離とも優秀でライバルは存在しませんが、過去のイベント報酬や一部任務でしか手に入らないので数を揃えにくいのがネックです。
1部隊4スロット分に足りない場合は、対象のマスが近いなら対潜値が7以上の艦攻や水偵で残りのスロットを埋めておきましょう。
1回目の攻撃で随伴の弱い潜水艦を沈めるか小破以上の損害でかばえないようにしてくれれば、2回目に東海が旗艦を狙う確率が上がります。

ただしこの用途で最も優秀なTBM-3W + 3Sでも東海と比べると攻撃力は6割強、距離5までしか届きません。
最大ダメージでも試製東海の最低ダメージに届かず、持っているなら本隊で使いたい性能の装備なので基地には回しにくいです(ない)
他にはSwordfish Mk.III(熟練)が対潜値10で雷装が低めなので本隊であまり使わないものの、入手しにくい上に距離3とさらに短いので届かないことも多いですね。
数を入手しやすいのは護衛空母を拾って増えていく九七式艦攻(九三一空)くらいですが、威力が厳しい。
ましてスロットあたりの機数が少ない水偵だとカスダメ確定になるはずです。

チャンスを逃さず

潜水艦のみのマスに飛ばすならできる限り東海4、東海が1機しかないなら本隊に対潜装備を持たせて基地を他に回した方が結果的に突破率が上がりそうです。
3スロット用意できるなら対潜が優勢、2スロットだととても悩ましい。
敵編成や他に航空隊を飛ばしたいマスがあるか次第ですが、距離が近くて対潜7艦攻が2スロット用意できるなら対潜かな…というラインです。

1機だけでも東海があれば水上艦+潜水艦のマスに飛ばして先に潜水艦を片付けるといった用途がありますし、まず1機手に入れないことには増えていきません。
東海が手に入るチャンスがあれば積極的に取りに行きたいです。

うちの状況として試製東海は4機ありますが、上位機種はないので今後選択報酬や甲報酬で上位版が来たら悩みそうです。
試製東海5はおそらく使う機会があまりないので無理して取るほどではないですが、それすらも素材になる可能性を考えると即座に無視はしにくい。
そのくらい重要な存在です。

大型陸上機

陸攻とは似て非なるものとして、大型陸上機に分類される装備があります。
現時点では深山と深山改のみ、いずれも過去のイベント報酬ですね。

時間が取れず高難易度を避けていた時期に実装された装備で手持ちにないので使用感が分からないのですが、どうやら現在のシステムだとスロットあたりの機数が少ないせいで見かけ上の高い雷装・爆装に見合った活躍はしていないようです。
単発任務やイベント報酬での入手機会設定と性能向上を期待したい装備です。

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