基地航空隊(2) 陸上戦闘機・局地戦闘機

以前の陸攻に続き、今回は陸上戦闘機と局地戦闘機について。
どちらも基地航空隊にのみ配備できる戦闘機です。

防空向けの機体は意識しないと数が増えにくいので任務報酬で選んだり、必要な艦娘を手に入れて開発したりする必要があります。
出撃向けの上位装備はほぼ入手手段がないため、艦戦で代用しつつイベント報酬で少しずつ増やしていくのが良さそうです。

分割したものの、今回の記事も長いです。

陸上戦闘機・局地戦闘機(陸戦・局戦)

攻撃時には制空状態を引き上げて陸攻の高い火力が発揮されるように補助するか空襲マスを通過する艦隊を援護、基地防空では主力となるのが陸戦・局戦です。
一応制空値の計算時に受ける補正が異なるようなのですが、陸戦と局戦は区別しなくてもゲーム上問題ないです。

手作業で個別に制空値を計算するなら別ですが、ほとんどの人は制空計算のアプリを使うかなんとなくで調整するかのどちらかを選んでいるはず。
防空専用と言えるロケット戦闘機は全て局戦ではあるものの、航続距離の長い局戦もあれば防空性能の高い陸戦もあり、特定の用途ならこっちというものではありません。

戦闘機の出撃

戦闘機を出撃させる目的は大きく2つあります。
まずは同じ航空隊に置いた攻撃機の被撃墜を防ぎ、有効な攻撃を通すこと。
もう1つは次以降に到着する航空隊や艦隊のために敵の制空値を削ることです。
いずれにしてもやることは同じで、制空状態の改善ですね。

重要な点として、攻撃機の撃墜数・被撃墜数は制空値そのものではなく敵制空値との比較で決まる制空状態に依存します。
味方制空値0で完全に喪失の状態と劣勢に近い喪失の状態では同じだけ撃墜されるため、一つ上の制空状態に持っていかないと戦闘機の意味がありません。
中途半端に余った制空値は意味がないので、ギリギリ劣勢やギリギリ拮抗になるように調整して余ったスロットには陸攻を入れていくのが基本です。

敵艦への攻撃が目的なら当然陸攻が必要ですし、敵の攻撃機を減らすのが目的の空襲マスでも味方攻撃機がいれば敵空母を沈める可能性が出てきます。
ただ、航空隊の制空状態は表示されないので計算ミスに注意。
陸攻の熟練度が最大なら足りる、空襲による地上撃破で戦闘機が減ると足りないといった攻めすぎた調整は裏目に出るかも。
攻撃機は熟練度なし、空襲を受ける第1スロットの機体は14機でも制空状態が落ちない範囲で調整することをおすすめします。

制空状態の目安

劣勢を目指すのが基本、低難易度なら拮抗を狙えることも多いというイメージです。
敵に航空戦力のあるマスで航空隊を優勢~確保の状態にできることは少なく、劣勢にするか諦めて喪失かという選択を強いられることが多いですね。
制空値削り目的以外で優勢以上になっている場合は戦闘機を減らすべきかも。
味方の被撃墜が多く攻撃がままならない喪失は避けつつ、なるべく攻撃機以外のスロットを増やさずに劣勢以上にしていくのが理想です。

例えば陸攻の制空値だけで劣勢、戦闘機を入れれば拮抗に届く場合。
陸攻4なのか陸攻3戦1なのかは考え方次第です。
攻撃回数なら陸攻を増やし、1発の威力を重視するなら生存機数や熟練度補正を期待して戦闘機を入れた方が良いでしょう。
高難易度だと制空状態を高めても敵の対空射撃ですぐ全滅するからなのか陸攻を増やす形が好まれている印象があります。
また、距離が遠いと戦闘機を入れるには延伸が必要で攻2戦1偵1と攻撃回数がさらに犠牲になってしまったりするので、陸攻4を選ぶ理由になりえます。

あるいは敵の制空値が高く、攻3戦1でも制空権喪失にしかならない場合。
戦闘機や偵察機に2スロット以上割いてでも劣勢まで持っていくのか、喪失を受け入れて陸攻4を突っ込ませるのかは提督次第です。
前者は威力を維持しやすいものの攻撃回数が少ないので空振りに終わりやすく、後者は資源に優しくありませんが攻撃回数が多くなるので敵の耐久を削りやすいです。
喪失だと機数が減るので当たっても有効打にならない率は上がり、全滅で攻撃できないこともある点に注意ですね。

あるいは、戦闘機中心の構成で制空値を削ることに特化する方法も考えられます。
1部隊は戦4や戦3攻1で制空値削りをメインとして、2部隊目以降や本隊の戦闘を有利にする方法ですね。
この戦法を採用するときも、制空状態が同じなら敵側の損害を増やせない点に注意。
戦3でも戦4でも制空状態が変わらないなら、陸攻を混ぜて一発に期待しましょう。
その一撃が空母を沈め、敵制空値が激減することもありえます。

基地防空

基地航空隊を使える海域では、出撃中の艦隊だけでなく航空隊の基地が直接敵の空襲を受けることがあります。
空襲が設定されている海域でも各出撃ごとに0~1回で、来ないこともありますね。
本隊がマスを踏んだときに判定があるようで、道中撤退ですぐ終わる出撃では空襲なしになることが多いです。

空襲の被害

ダメージ量によって資材(燃料またはボーキサイト)が減ってしまうことがあります。
資源の減少量は基地が更地になるレベルの被害が出ても400くらいですね。
決して無視できる量ではありませんが、基地への被害状況の割に少ないかも。
鉄と弾薬は一切減らないそうですが何年も知りませんでした。

さらに、基地の受けたダメージが大きいと被害が大きかった建物に対応する航空隊の一番上のスロットで稼働機数が減少します。
こちらはダメージ量に依存せず、小破相当のダメージが入った場合に1~4機のようですね。
意外と少ないですが、スロットあたりの機数は最大でも18しかありません。
4機も減ると攻撃機の全滅・熟練度低下率や戦闘機によって得られる制空値に小さくない影響が出てしまいます。
また、定数4の偵察機や大型飛行艇を第1スロットに置いた状態で4機減を受けると、1スロット目の被害が3機で済む代わりに2スロット目も1機減るそうです。

地上撃破の影響を考えると、よほど制空値をシビアに調整していなければ第1スロットには戦闘機を置いておくのが良さそうですね。
陸攻4では一番性能が低い機体、同装備なら熟練度がないものを置くと影響が抑えられます。

航空隊による防空

この空襲による被害を防ぐのが防空を担当する航空隊の仕事です。
防空には攻撃機を含めるメリットがなく、距離の問題もないのでとにかく防空時の制空値が高い機体を並べるだけで問題ありません。
注意点としてはロケット戦闘機に補正がある(ことが多い)のと出撃時と防空時で制空能力が変わる機体が多数あることが挙げられます。

補正についてはイベントごとに異なるのでそれぞれで情報収集が必要ですが、概ね秋水、試製 秋水、Me163Bのいずれかがあるなら優先的に3スロットまで配備しておけばOKです。
数値上の最上位機体ではありませんが、高高度爆撃への迎撃に特化しているという扱いで味方防空部隊全体の制空値に対するマイナス補正を軽減し、2スロット以上ではプラス補正で上書きするようです。

二式複戦 屠龍と二式複戦 屠龍 丙型に対超重爆補正が入ったイベントもありましたが、こちらは今のところそのとき限り?
屠龍は数値的にもロケット戦闘機ほど強くないので、そのイベントで使えるという情報が出てくるまでは気にしなくて良いと思います。
性能は悪くないので防空機が乏しく艦戦を使っているような状況なら開発自体はおすすめですが、特定の艦娘が必要です(後述)

出撃時と防空時の性能差については耐爆や迎撃といったステータスの差によるものです。
出撃時は迎撃のみが対空に加味されますが、防空では迎撃のウェイトが下がって耐爆が重視されるようです。
防空に秀でた機体はゲーム内でステータスとして見える対空以上に耐爆値による差が大きいものが多く、Wikiや制空権シミュレータを見つつ手持ちの中で最も防空に向いた編成を考える必要があります。
手持ちの装備によっては戦闘機4よりも彩雲を入れて偵察機補正を受けた方が合計の制空力が高まることも。

防空スロット

基地航空隊は空母と異なり、どのスロットも機数が同じです。
出撃時は何番目にどの機体を入れるかはあまり気にする必要がありません。
注意するのは主に第1スロットが空襲の被害を受ける点くらいですね。

しかし基地の防空に当たる部隊だけは順番が関係するようです。
シンプルに基地第1スロット対敵第1スロットのような形で防空を担当するとか。
空襲してくる敵によって強力な機体の配置されたスロットが違うので、厳密に言えば強い戦闘機を置くべきスロットも変わってきます。
敵の編成はイベントによっても難易度によっても異なるため、考慮する場合は毎回調べる必要があります。

突出して強い防空機がないこともあり、そこまでは考えず適当に配置していますね…。
航空優勢か制空権確保にできれば地上撃破まではほぼ出ないので、少し資源を削られるかどうかは運の範囲と考えています。

陸戦・局戦と艦戦


陸攻と艦攻の関係と同じく、艦戦は航続距離が短めの機体が多くなっています。
ただしその差は控えめ。
陸上機であっても戦闘機は陸攻に比べると航続距離が短いものが多く、目標地点が遠いと延伸できる機体に頼る必要があります。

機種によっては艦戦の方が遠くまで届くことも。
零式艦戦21型とその熟練版である零式艦戦21型(熟練)は特に航続距離が長く、手持ちの陸上機は無理でもこれだけ届くという場面があるかもしれません。
上位艦戦の数が増えても零戦21型はキープしておきましょう。
対空値こそ5(熟練でも8)と控えめですが、距離7は貴重です。

制空値そのものは陸上機の方が高めな傾向にあるものの、中~上位の陸上機は入手しにくいか過去イベントの報酬品ばかり。
それらを持っていないなら、上位の艦戦を基地航空隊に回す機会は多いでしょう。
防空能力の高い機体も過去イベント報酬などが多いため、陸戦・局戦が足りない場合は量産できる艦戦の試製烈風 後期型や紫電改二を基地防空で使うかも。

水戦も一応基地に配備できますが、こちらは制空値でも航続距離でも艦戦に劣るのであえて選ぶ必要がありません。
水戦は航巡や戦艦に無理やり制空値を稼がせる用途で有用なので、本隊で使いたいです。

入手方針


上位装備はほぼ入手不可能ですが、一部開発可能な装備もあります。
開発しやすいのは一式戦 隼II型と(艦戦ですが)零式艦戦21型、試製烈風 後期型、紫電改二でしょう。
制空値で試製烈風、航続距離で零戦21型が強いですが本隊でも使うので隼や紫電も戦力に含めて数を増やす形で。

隼II型と零戦21型は装備改修→更新でさらに強力な装備になりますが、イベント報酬や任務で一点ものの装備が手に入ると出番がなくなっていきます。
これらの改修を積極的に進めるよりは数を揃えるだけで良いと思います。
他装備の改修素材として要求されることも多いので、下手に★を付けていると後で扱いにくいかも。

出撃には不向きですが防空用として、対応する艦がいるなら二式複戦 屠龍かSpitfire Mk.Iの開発を狙うという手もあります。
いずれも量産できる装備としては強力で、作成時点の防空能力でいきなり上に挙げた隼II型の改修更新後である一式戦 隼III型甲に並びます。
そこからさらに改修更新できるので将来性もありますね。

ただし前者はあきつ丸、神州丸、特務艦宗谷のいずれか、後者はNelsonかWarspiteと入手機会の限られる艦を第一艦隊旗艦に置いていないと開発できません。
今なら2-3で期間限定ドロップの神州丸を狙うか、大型建造であきつ丸を狙うかですね。
体感では資源の負担が重いあきつ丸狙いより神州丸の方がまだ期待できると思います。
任務やレベリングでたまに訪れる程度でも2隻目が来たので、未所持ならそこそこの確率で設定されていそう。

チャンスがあれば必ず手に入れたいのはロケット戦闘機です。
任務報酬やイベント報酬でしか入手機会がないため、選択肢にある場合は選んでいきたいものとなっています。
手持ちが3機未満なら最優先で、それ以上でも珍しい装備なので優先して良いと思います。
同等以上の数値を持つ防空機が充実していてロケットも3機あるなら他の選択肢を検討という感じでしょうか。
開発可能な屠龍も追加され、特定装備なしだと甲の防空ギミックが不可能という設定は今後減るはず、しかしないとは限らないのが怖いところです。

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