楽天koboサービス開始で

いろいろとトラブルがあったみたいですね。
商品が到着してすぐに使い始めることが出来なかったので関係ありませんでしたが、サーバが混雑してアクティベーションできないとか、そもそもアクティベーションに使うソフトがパソコンにインストールできないとか。

後者は環境依存の問題だと思う(うちではトラブルなくインストールできた)ので、発生はある程度しかたないんですよね。
パソコンのパーツや使っているソフト、その設定は人それぞれなので、全ての環境でテストできませんから。
しかし、マニュアルが付いていないのは失敗だったのではないでしょうか。

僕はどうせマニュアルを読まないので気にしませんし、コストダウンに繋がって安くなるならむしろ歓迎します。
でも、購入者層を考えると少し不親切でしたね。
すでにKindleを輸入して、自炊データの表示に使っている層を狙っているわけではないでしょう。

とはいえ、マニュアルが分厚くなれば良いというものでもないんですよね。
一時のケータイには小さい辞書のようなマニュアルが付属していましたが、あれは誰が読んでいたのでしょうか。
理想はアクティベーションが済んでいるか、せめて端末本体のみで完結できることですが、難しそうです。

箱が開けにくいのは、この手のものにはよくあることなので、まあいいでしょう。
そこまで開けにくい方ではなかったです。

文字の大きさを変えられるという利点は、ガジェット好きの若者よりは「老眼で文字が読みにくくて」という人に歓迎されるはずですが、そのメリットを活かすにはまず簡単に使えるようにしないと。
本体も、タッチ操作ではないKindleやフリックで操作できるスマートフォン・タブレットと比べると扱いにくいです。
ページをめくるつもりが前のページに戻ってしまうことがときどき。

めくるときの反応速度などは普通ですが、触ったつもりで反応していないこともあります。
静電容量式に慣れていると、少し鈍く感じるかもしれません。
あまり良いところがないですねえ。

現状での良いところは、
  1. 本体の値段が安い
    約8000円。予約だと実質5000円だった。
  2. 軽くて小さい
    旧世代のKindleや、タブレットに比べて。
  3. 珍しい色が選べる
    白や黒ばかりで、青系やピンク系はあまり見ない気がします。
    ICONIA TABにはあったかな。
  4. 日本語の書籍が買える
    Kindleしか持っていなかったので、これだけでも違います。
  5. 他の電子書籍ストアよりも消費税分だけ安いものもある
    会社がカナダにあるから消費税がかからないとか。
    出版社側の都合(価格を揃えるため?)で消費税込みの他サイトと同じ値段になっているものも。
逆に悪いところは、使用者がある程度電子機器に慣れているという前提でも
  1. パソコン用アプリケーションのUIが洗練されていない
  2. 端末のUIもなんか使いにくい
  3. 日本語のコンテンツが少ない
最後のコンテンツの少なさについては、サービス開始時点で3万点を目指していたというのに2万以下でしたね。
ただ、まだオープンから数日ながら増え続けてはいるみたいです。

日本語以外の本も気軽に買えるのは他の電子書籍ストアに対する強みと言えるかもしれませんが、すでにKindleを持っているので役割が被ってしまいます。
どうせ日本語と英語以外の本は読めませんし、わざわざ英語で読もうと思う本もなかなか……。

もっとコンテンツが増えれば、またはファームウェアのアップデートでUIが改善されればおすすめできるかもしれませんが、今のところは「とりあえずAmazonの出方を見る」というのが正しい対応だと思います。
予約なら最大3000円分のポイントがもらえたのでかなり安かったですが、そのキャンペーンも終わってしまいましたし。


そういう商品なので、リンクも無しです。
ただ、本体が重くて不便とか発熱するとかではなく、コンテンツやUIといった後から変更可能な部分が問題なので後々化ける可能性はある……というかそれに期待したいです。
Kindleでもいいんですが、Amazonに依存しすぎている気がするので。

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