CloudReadyでGoogleのキャッシュが壊れる問題など

古いネットブックやノートパソコンでは、Windowsや各種Linuxを動かすのが辛いですよね。
Linuxの軽量ディストリビューションによって利用することも不可能ではありませんが、それなりに知識が必要になります。

そんなときに役立ってくれるのがChromiumOS。
主にChromeBookに使われるOSであり、動作が高速なことが特徴です。

ほぼGoogleChrome以外の機能はありませんが、幸いにもChromeには豊富な拡張機能があります。
そのため、ちょっとした調べものや文書の作成であれば十分に「使える」OSです。

しかし、いくつかの欠点があるのも事実です。
今回はChromiumOS(CloudReady)をしばらく使ってみた上で、気になった点をまとめてみます。



あちこちのブログにかなり多くの記事があるので知っている方も多いでしょう。
まだChromiumOSやCloudReadyについて知らない方のために、一応おさらいしておきます。

ChromiumOSとは

ChromiumOSというのは、とにかく軽量・高速であることを重視して設計されたOSです。
主な機能は、GoogleChromeを動作させること。
それだけです。

Chromeの拡張機能を使うことで、LINEやWorkFlowyも利用可能です。
また、Chromeリモートデスクトップで自宅のWindowsPCを操作することもできます。

CloudReadyとは

ChromiumOSは気になるけど、自分でOSをインストールするのは敷居が高い。
今使っているWindows環境を全て削除してしまうのは困る。
そんな方向けの解決策がCloudReadyを利用することです。

簡単にChromiumOS(のカスタムビルド)をインストールすることができ、Windowsとのデュアルブートにも対応しています。
デュアルブートならばWindows環境を残すことができるので、気軽に試せますね。

CloudReadyの問題点

本物のChromeBookを使ったことがないため、CloudReady独自のものなのか、OSそのものに依存する問題なのか不明なものもあります。
  • GoogleのCookie(クッキー)が壊れる
    一番困る問題がこれです。
    なぜかGoogleアカウントにログインできなくなり、Cookieの削除が必要になります。
    現在も調べているのですが、英語フォーラムも含めて対処法が見つかっていません。
    あるならば教えてほしいです。
  • 自動アップデートで不都合が発生することがある
    ChromiumOSでは、自動的にアップデートが行われ、拒否することができません。
    そのため、不都合のある新バージョンにアップデートされて起動できなくなることもありました。
    一応アップデートを拒否する方法もあるのですが、ちょっと不安です。
  • FlashPlayerが頻繁にクラッシュする
    特定のサイト(ニコニコ動画)で動画を再生すると、頻繁にプラグインがクラッシュします。
    他のフラッシュを使用したサイトでは起きないトラブルなので、サイト側に原因があるのかもしれません。
  • まれに、正常に表示されないサイトがある
    理由は不明ですが、正常に表示されないサイトがあります。
    あまり問題になることはないと思いますが、他にパソコンが無い場合は念の為にWindows環境を残しておいた方が良いでしょう。
  • 電源を切らずに使っていると、ときどき強制終了する
    おそらくメモリ不足が原因でしょう。
    スリープのみで使い続けると、突然電源が切れることがあります。
思い付くところをざっと並べてみると、こんな感じです。
致命的なものもあれば、用途によっては無視できるものもありますね。

いずれにしても、完全にChromiumOSに乗り換えるのは時期尚早だと思います。
いくらアプリが豊富といってもWindows・Macのソフトに比べればできることは限られていて、対応していないサイトもあります。

ChromiumOSの利用法

現在の利用法としては、2台以上パソコンを持っている人がサブ機で使うのがベストでしょう。
高速性を活かして快適に作業しつつ、マシンパワーを必要とする作業はメインPCで行うとスムーズです。
僕が取っている方法がこれですね。

ブログ記事の執筆や資料のブラウジング、ちょっとしたゲーム程度ならChromiumOSで十分です。
具体的には艦これや刀剣乱舞は問題なく動作します。

同じDMMのゲームでも、フラワーナイトガールは無理ですね。
動かないわけではないのですが、特に戦闘の動作が遅すぎてほとんど実用性はありません。
AMD A6の内蔵GPUではダメみたいです。

もう一つの方法としては、それなりの性能があるノートパソコンにWindowsと同居させるパターンです。
一応、これも僕が取っている方法です。
しかし、あえてWindowsを起動することはなくなりました。

ChromiumOSに慣れてしまうと、モッサリ感がひどくて使う気になれません。
このパソコンの性能では、Windows8や10を動かすには非力すぎます。

今回は少し長くなってしまいました。
よく使っているアプリ、その活用法については別の記事で書いていきたいと思います。
単純なブラウザ以外の機能としては、WriteboxやWorkFlowyがメインですね。

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