『ソード・オブ・フェローズ』開封

新書サイズの本とのサイズ比較

6月末に発売のアナログゲームでは気になるものが複数あったのですが、気になったものを全て買っていたらゲーマーのお財布はすぐに空になってしまいます。

今月は『ソードアート・オンライン』をテーマとする『ソード・オブ・フェローズ』を購入しました。

ソロプレイも可能な上に、1プレイが30分とコンパクトなのは気軽に遊べて良いですね。
パッケージまでこんなにコンパクトだとは思いませんでしたけれど。

縦横のサイズは文庫本よりも小さいです。厚みは一般的な文庫本2冊分+αくらいで、サイズの割に重量感があります。


開封前のイメージ

今回『ソード・オブ・フェローズ』の購入を決めたのには、以下のような理由があります。
  • ライトノベル・アニメでファンが多い作品をテーマとしている
  • 価格が安め
  • プレイに必要な人数が少ない
  • プレイ時間が短い
  • カナイセイジがデザイン

『ソードアート・オンライン』


僕がボードゲームを購入するときに最も重視するのは、作品が扱っている内容やイラストです。
ゲームシステムが全く同じでも、邪神の復活を阻止するのと大商人を目指すのではモチベーションが変わってきますからね。

実はコミカライズを一部読んだことがある程度で原作をあまり知らないのですが、普段アナログゲームをしない層とも遊びやすい作品だと考えて購入しました。

コンパクトなゲーム

今回もオンラインで予約購入したのですが、届いた箱が思った以上に小さくて驚きました。
ただ、このゲームの性質からコンパクトさがプラスに働くと考えました。

少人数(1~4人)でプレイ可能で1プレイも30分と短いので、初めてアナログゲームに触れる人を誘いやすいでしょう。
それでいてリプレイ性は高いのではないかと期待していました。
この点は、『ラブレター』のカナイセイジがゲームデザインを手がけていることからの期待ですね。

開封

開封すると、少々イメージが変わりました。
もちろん『ソードアート・オンライン』を扱った作品には違いないのですが…カードゲームですね、これは。

まだプレイできていませんが、面白いと感じられるのかどうか不安です。

コンポーネント

パッケージにはボードゲームと明記されていますが、大型のボードや置き場所が意味を持つ駒といったコンポーネントはありません。
カードとダイス、いくつかのマーカー(覚えておけるならば不要)があればプレイできるので、場所を取りません。

含まれているのはカード25枚、ダイス14個、トークン30個、説明書1部です。

カード

カード類は全てペラペラの紙で、特別な表面加工などもされていないようです。
ちょっと耐久性が不安ですね。
ゲームの性質上、カードをシャッフルすることはほとんどないのが救いでしょうか。

ダイス

ダイスは、6面ダイスばかりが14個。
ただし、普通のダイスは8個だけです。4個は黒、4個は白。

水色の6個は各キャラクター専用になっており、キャラクターの顔やそれぞれの持つ武器のマークが描かれています。
ダイス目も、奇数のみや5と6のみなどで、各キャラクターの持つソードスキルに合ったものになっています。

トークン

トークンは全て厚紙製です。
2枚のシートに別れており、それぞれを型抜きする必要があります。

ゲーム内容

ゲームの目標は、アインクラッド低層~高層で3つのクエストをクリアし、最終決戦に勝利してオンラインゲームの世界から脱出することです。

ダイスが頼み

ルールは簡単で、基本的には「ダイスを振って特定の組み合わせを出す」ことができればクリアできます。
『エルダーサイン』や『キング・オブ・トーキョー』と同様ですね。

『ソード・オブ・フェローズ』では使うダイスの目が1~6の数字なので、それらよりも覚えやすいかもしれません。

また、1回の攻撃を成功させるために二人のプレイヤーが協力しなければならないという特徴があります。
二人がダイスを4個ずつ振り、振り直しやキャラクターごとのアビリティを使いながらその出目を特定の組み合わせにすることを目指します。

特定の組み合わせ(キャラクターごとに異なり、各キャラクターが複数所有)を作ることでソードスキルを発動させ、合計ダメージが目標を上回ればそのシナリオをクリアしたことになります。

アビリティ

使える回数は決まっていますが、キャラクターごとのアビリティでダイスの目を変更することが可能です。
プレイヤーが介入できるのはこの部分くらいなので、使い所を見極める必要がありそうです。

アイテム

アイテムカードも存在し、クエストをクリアするごとに装備品か消耗品を入手できます。
ただ、全部で8枚しかない上に一度のゲーム中では3枚しか入手する機会がないのであまりあてにはできません。

アイテムの他に、サポートカードも存在します。
しかし、こちらは1枚しかありません。中層のクリア時に確定入手できるので、毎ゲーム発生するイベントと考えたほうが良いでしょう。

レビュー

まだ開封してカードをチェックしただけで実際にプレイできていませんが、あまり面白そうだと思えません。
ダイス目次第ではほとんど介入の余地なく即死するバランスで、リカバリーは効きません。

『エルドリッチホラー』のように「プレイヤーの判断で勝率を上げていく」ゲームを求めているなら少し違いそうです。
運任せで困難と戦うことを楽しめるなら、アリかもしれません。

プレイヤーキャラクターとして
  • キリト
  • エギル
  • クライン
  • アスナ
  • リズベット
  • シリカ
の6人が選べるので、これらのキャラクターが好きな人なら楽しめるでしょうか。

アナログゲーム慣れしていない人を誘うゲームとしては、ゲームオーバーが近すぎるような気がします。
あくまでも説明書やカードの効果を読んでのレビューなので、実際にプレイしたらイメージが変わるかもしれません。

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