SakuraGameがガシャポンキャンペーンを開催

Dragon Knightスクリーンショット

Steamで小規模なゲームデベロッパーの開発したゲームを販売している中国(?)のパブリッシャー、SakuraGameがクリスマス~年末年始にかけて「ガシャポン」キャンペーンを実施している。

同社がSteamで販売するゲームを12本以上所有するユーザは、5本のゲームのSteamキーを受け取ることができるという。

ガシャポンキャンペーン

Steam コミュニティ    グループへのお知らせ    Dragon Knight

参加条件

このキャンペーンに参加できるのは、SakuraGameがパブリッシャーとなっているゲームを12本以上Steamアカウントに登録しているユーザだ。

記事執筆時点でSakuraGame名義で販売されているタイトルは27本。検索結果は35件あるが、うち8件はサウンドトラックDLCとバンドル販売となっている。

このうち12本以上を購入し、各タイトルのプレイ時間が2時間を超えていることが条件だ。プレイが必須なのは、プレイ時間が2時間未満だとSteamの規約で返品が可能だからである。

キャンペーンへの応募後に返品されることを避けるため、このようなシステムになっているようだ。

賞品

キャンペーンの参加者には、下記タイトルから1~3本

  • 《Our End of the World》
  • 《True Love ~Confide to the Maple~》
  • 《Sumeru》
  • 《the 9th day:第九日》
  • 《Eddy紫 ~Eddy Violet~》

下記タイトルから2~4本

  • 《Zasa - An AI Story》
  • 《位面穿越者-三国传(A Bit Crosser-Three Kingdoms)》
  • 《冒险村传说(Tales of Legends)》
  • 《Last Days of Spring 2》
  • 《Heart and Seoul》
  • 《One Last Chance》
  • 《Love in the Glen》
  • 《True Lovers Knot》
  • 《On Earth As It Is In Heaven - A Kinetic Novel》
  • 《The Girl on the Train》
  • 《Ecchi Sketch Draw Cute Girls Every Day》

合計で5本のゲームのSteamキーが贈られるという。ガシャポンというだけあって送信されるキーは完全にランダムらしく、ライブラリに存在するかどうかも考慮されないようだ。

SakuraGameは大丈夫?

暗い部屋でノートパソコンに向かう男性

たまたまSteamライブラリに存在していたベルトスクロールアクションゲーム『Dragon Knight』のお知らせでこのキャンペーンを知り、紹介するつもりで記事を書き始めた。しかし、SakuraGameについて調べてみると実態がはっきりしないデベロッパーのようだ。

キャンペーンへの参加は安全?

このガシャポンキャンペーンに参加するには、Steamアカウントでのログインが必要だ。だが、Steamへのログイン情報が外部にそのまま送信されるわけではない。

SteamアカウントでのログインはライブラリにSakuraGameの出版タイトルが存在するか、プレイ時間が十分かをチェックするためのものであり、アカウントを乗っ取られるようなことはないと思われる。

パブリッシャーとしてまとも?

しかし、SakuraGameはゲームパブリッシャーとしてまともな企業なのか?という質問になると事情が異なる。

SakuraGameはインディーズデベロッパーのゲームを多国語版に翻訳してSteamで販売しているが、ローカライズの質はお世辞にも高いとは言えないレベルだ。Dragon Knightの日本語は、ほぼ機械翻訳である。

薄利多売を行っている企業であり、おそらくまともなサポートは受けられないだろう。それどころか、会社の所在地さえも不明らしい。

1本数ドルというゲームの販売価格はプレイヤーからすればありがたいが、正体不明の企業であることは間違いない。別に正規のルートで購入が可能なタイトルに関しては、SakuraGameを介したSteamでの購入を避けるべきかもしれない。

Sakura〇〇シリーズでは応募できない

Sakura Gamerスクリーンショット

SakuraGame関係のゲームと紛らわしいのが、Winged Cloudの販売するSakuraシリーズだ。

シリーズ最新作『Sakura Gamer』や日本語版の存在する『Sakura Angels』などが該当する。Steamで販売されているギャルゲーということで混同されがちだが、これらはSakuraGameとは関係がない。

以前Humblebundleで「Hunie Sakura Bundle」を購入していたのでSteamライブラリにSakuraシリーズのタイトルが12本以上入っていたが、当然応募できなかった。

これが書きたかったからこの記事を書き始めたようなものである。

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