好きな時間に遊びやすい引っ張りハンティング『グラフィティスマッシュ』

グラフィティスマッシュ

『グラフィティスマッシュ』は2017年のハロウィン前頃からバンダイナムコがサービスを開始したスマートフォンアプリだ。iOS版とAndroid版が提供されており、基本プレイ無料&キャラガチャ課金というお馴染みの集金システムを採用している。

課金システム以外の部分では、モンスターストライクの影響を強く受けている。地面を塗りながらキャラをひっぱって敵を倒すという説明を聞くとモンストとスプラトゥーンを真似ただけかと思ってしまうが、その二つを組み合わせて新たなゲームとして成立させているという印象だ。

好きな時間に遊べる

タイムシフトプレイの説明

このゲームの特長となっているのは、プレイヤーの好きな時間に遊びやすいところだ。

AP消費と野良マルチ

スマートフォン用のゲームアプリでは、スタミナやAPといった時間の経過で回復するリソースを消費してクエストに挑戦するものが多い。こうしたゲームを回復を待たずにプレイしたければ、課金アイテムが必要だ。

グラスマに大きな影響を与えているモンストのウリの一つは、最大4人での協力プレイだ。協力プレイの大きなメリットとして、スタミナを消費するのはホストのみになる点が挙げられる。マルチプレイのゲスト参加であれば、スタミナの負担なしで(クリアすれば)報酬を獲得できる。

グラスマにも、このモンストのシステムが受け継がれている。マルチプレイの場合、APを消費するのはホストのみだ。しかもグラスマのマルチ募集はモンストと違って位置情報を使わないため、田舎でもマッチングしやすい。

野良マルチがへの参加ができる程度にキャラクターや武器が育っていれば、APが足りなくてもゲスト参加でプレイできる。

タイムシフトプレイ

もう一つ、スマホアプリでユーザを拘束するのが時間限定のクエストだ。リアル時間で1時間〜数時間程度の枠で出現するクエストが決まっているため、希望のクエストに挑戦するためにはスケジュールの調整が必要となる。

一度プレイするだけならばともかく、同じクエストを周回したい場合はある程度まとまった時間を確保しなければならない。

グラスマにはタイムシフトプレイのシステムがあり、毎日一定回数だけ開催が近いクエストを時間外にプレイできる。もちろん通常通りAPは消費してしまうが、マルチプレイも可能だ。

地図ダンジョン

さらに、アイテムとして対応する地図を持っているときのみプレイ可能な地図ダンジョンも存在する。地図ダンジョンはクリア時に地図を消費してしまうが、AP不要でクリアするまでは何度でも挑戦できる。

事前に挑戦したいダンジョンの地図さえ手に入れておけば、友人と都合の合う時間にマルチプレイを行うことも、ソロでじっくりと攻略することも可能だ。マルチで人が集まりにくいような地図は、APの回復待ちで消化するのに調度良い。

地図はゲーム内のチャレンジ項目の達成報酬、ダンジョンのクリア報酬、遠征報酬などで入手できる。

マルチプレイに参加しやすい

ダンジョン突入前の選択

せっかくマルチプレイが可能でも、知らない相手との野良マルチに良い印象がないというプレイヤーは少なくないだろう。育成要素があるゲームでの協力プレイの場合、戦術を理解していても弱いキャラクターで参加すると味方の足を引っ張ってしまうことになる。

育成上限が高い

スマホアプリでは、キャラクターを最大まで強化しないと話にならないものが多い。しかし、グラスマではキャラクターを強化できる部分が多い。相当なプレイ時間をかけなければ、全ての要素を最大まで強化するのは難しいだろう。レベルは比較的簡単に上がるが、潜在解放や武器の育成まで行うにはかなりの時間が必要だ。

そのため、最高の状態まで強化していないキャラクターでもマルチプレイに参加しやすい。もちろん、ゲスト参加するならレベルくらいは上げておくべきだが。

いるだけでプラスになる

モンストのようなラックシステムがグラスマにも採用されており、ラックの高いキャラクターでマルチプレイに参加するとクリア時に獲得できるアイテムの数が増えやすくなる。だが、モンストと違うのはこのラックボーナスがプレイヤーごとに独立している点だ。

それぞれのプレイヤーが自分の手持ちのハンターのラックによってボーナスを獲得するため、「低ラックのキャラクターで参加すると嫌がられる」ということがなくなっている。自分のハンターのラックさえ上げておけば、人数が多いほど多くのアイテムが入手できるのだ。

「マルチ募集でクリアする」といったチャレンジ項目もあるため、わざと不利になるようなプレイでもしない限りは参加を歓迎されるだろう。

プレイしやすいスマホアプリ

もちろん高難易度のダンジョンは、有利なアビリティを持つキャラクターを揃えたパーティでないとクリアが難しい。だが、それ以外であれば案外なんとかなってしまうゲームだ。

ガチャの確率も最高レアが7%とそこまで絞られていないので、やってみるのも一興ではないだろうか。個人的には、モンストに比べてライト層向けに感じている。モンストはプレイ時間が確保できなかったというプレイヤーでも、こちらならばついていけるかもしれない。

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