昨年の末から、このブログの更新にはStackEditを使用している。現在は新バージョンのStackEdit 5も利用可能となっているが、以前書いた通りGoogle Photoとの連携が上手く行かないので旧バージョンを使い続けている状態だ。
このStackEdit 4は知っている中で最も使いやすいBloggerに投稿可能なエディタだが、バグと思われる動作に遭遇したこともある。また、専用のブログエディタではないので使いにくい部分もある。
対処法を知っていればより快適にStackEditを使えるので、まとめてみた。
StackEditのバグ
優れたアプリケーションも、バグからは逃れられない。StackEditを使っている中で遭遇した不具合には、以下のようなものがある。
Google Photoが開けなくなる
新バージョンのStackEdit 5では常に開けないGoogle Photoだが、StackEdit 4でも読み込み中のまま開かなくなってしまうことが一度だけあった。
このときは、StackEditを一度閉じて開き直すことで解消された。Google Photo側のトラブルだったのかもしれないが、StackEditがおかしな動作をしたときには一度アプリを閉じてみるのが有効なようだ。
文書の新規作成やHTMLからの変換が使えなくなる
StackEditでは、文書をファイル単位で管理できる。一つの記事が完成して新しくブログの記事を作成する場合には、文書の新規作成やHTMLファイルの変換を行うのが普通だ。しかし、新規作成やHTMLからの変換を行っても元のファイルと同じ内容になってしまうバグに遭遇した。
このときも、StackEditの再起動を行って症状が解消された。
投稿すると見た目が変わってしまう
投稿に反映されないアンダーラインでの太字
StackEditでは、マークダウン記法の記号を使うことで文章の修飾が可能だ。便利な機能だが、中にはHTMLに変換されないマークダウン記号もあるHTMLに変換されないこともあるようだ。
修飾したい文字列をアスタリスク(*)2つで囲えばプレビューでは太字になり、BloggerではSTRONGタグが挿入される。アンダーライン(_)2つで囲んだ場合にも、StackEdit内のプレビュー画面では太字になったように見える。しかし、Bloggerへの投稿時にHTMLタグに変換されず、そのままアンダーラインが表示されてしまうこともある。
例
アスタリスクで囲んだ文字列
アンダーラインで囲んだ文字列
今回はいずれもSTRONGタグに変換された。他のタグやマークダウン記号との兼ね合いがあるのだろうか?
定義リスト内での改行
StackEditでは、タグを手打ちせずにリストを作ることも可能だ。順序リストや順番のないリストであれば、それぞれOLタグとULタグに変換してくれる。
DLタグを使う定義リストを挿入する機能はないが、タグを手打ちすれば定義リストの作成も可能だ。ただし、プレビュー画面と実際に投稿される記事で改行の扱いが異なっている。
DDタグの内側で改行したい場合、ユーザ自身がBRタグを記入しなければならない。プレビューでは改行が反映されるが、そのまま記事を投稿すると改行なしで文が続いた状態になってしまう。
投稿されないHTMLタグ
HTMLの知識があれば、StackEditの編集画面にHTMLタグを直接記入することも可能だ。また、YouTube動画の埋め込みなどを行う場合にもコードを貼り付けることになる。
インラインフレームの属性が消える
埋め込みを示すIFRAMEタグはStackEditでも利用可能だが、その枠線を非表示に指定することはできないようだ。FRAMEBORDER属性を0にしていても、投稿された記事では属性そのものが削除されてしまっている。
ユーザ自身がインラインフレームで他のファイルを表示したいときはもちろん、外部サイトのコンテンツを埋め込みで表示するときにも影響を受ける。具体的には、YouTube動画やSteamで販売されている製品の埋め込みリンクだ。
シンプルな対処法としてあらかじめStackEditからBloggerに記事を投稿し、インラインフレームの部分だけBloggerの標準エディタで追加する方法がある。
楽天アフィリエイトの改行が増える
ウェブサイトやブログで商品・サービスを紹介し、閲覧者が購入・利用することで運営者にマージンが入るアフィリエイト。楽天やAmazonなどのショッピングサイトのアフィリエイトを利用すれば、自分で撮影せずに商品の画像を挿入できる点も嬉しい。
楽天アフィリエイトでは紹介したい商品を選ぶとページに貼り付けるコードを生成してくれるので、コピペするだけで簡単にアフィリエイトを始められる。だが、このコードをStackEdit経由で投稿するとなぜか改行が増えてしまう。どうやらこれも、一部のHTMLタグ(あるいはタグの属性?)がStackEditからBloggerに投稿できないことに起因する変化のようだ。
改行が入って見た目が変わるだけでなく、タグの改変として楽天アフィリエイトの規約違反になってしまう可能性すらある。
埋め込みタグと同様、Bloggerに記事を投稿してから標準エディタでコードを貼り付けるのが良さそうだ。
Open Live Writerを使う方法
なお、Windows用のブログエディタであるOpen Live Writerではこうしたタグも正しく扱える。あちらにもバグは多く一長一短なので、一つのアプリでの完結にこだわらなければ併用するのがおすすめかもしれない。
StackEditはOpen Live Writerと異なり更新が活発なので、より使いやすくなることを期待したい。
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