Google Adsenseの「ページ単位の広告」はすぐに表示されないことがある?

Google Adsenseの新しい広告ユニット

このブログでは何年も前からGoogle Adsenseの広告を貼り付けているが、特別カスタマイズをしたことはなかった。BloggerはGoogleの提供するブログサービスだけあって簡単にアドセンス広告を掲載することができたので、何も考えずに掲載していただけである。

当初はバナーやサイドバーといった動きのない広告形態しかなかったアドセンスに、いつの間にか「ページ単位の広告」なるものが登場していた。今回は、試験的にこの新しい広告を導入してみた。そういえば、過去に新機能として掲載を勧められたことがあったような…。

新しいページ単位の広告

スマートフォン

Googleが新たに(といってもけっこう前から)提供を開始した広告フォーマットは2種類ある。一方はアンカー広告、もう一方はモバイル全画面広告だ。

いずれもハイエンドモバイルデバイス、つまりスマートフォンを狙った広告である。パソコンやタブレット端末、あるいはガラケーやローエンド端末からの閲覧でこれらの広告が表示されることはないようだ。

アンカー広告

アンカー広告は、アンカー(錨)の名前の通り動かない広告だ。一般的な広告はページ内の特定の場所に配置されるが、アンカー広告は常に画面の下部に表示される。現在のスマートフォン向けサイトでは珍しくない広告形態だ。

スクロールすると少し遅れて追いかけてくるので、場合によっては画面の中央付近に広告が取り残されてしまうこともある。こうなると誤タップを誘発してしまうが、プレビューツールで確認したところGoogle Adsenseのアンカー広告は動作が安定していそうだ。

また、下にスクロールして隠すこともできるのでスマートフォンの狭いスクリーンを専有し続けてしまうこともない。

モバイル全画面広告

モバイル全画面広告は、サイト内で他のページに移動する際に表示される広告だ。ページの読み込み時に全画面で表示されるが、閉じるボタンを押せばすぐに非表示にできる。

広告が多すぎるサイトや誤クリックを誘導するような広告表示を禁止してきたGoogleが作っているので、ユーザビリティを低下させない表示の仕方が考えられているようだ。

導入してみた

パソコン、タブレット、スマートフォン

その日によって割合は異なるが、このブログを訪問するユーザの6割程度がスマートフォンからのアクセスだ。次いで3割がパソコン、タブレットからのアクセスは1割に満たない。

おそらくスマートフォンからのアクセスが多いため、Googleがモバイル向けのページ単位広告を掲載するように勧めてきたのだろう。せっかくなので、その勧めに従って新しい広告を導入してみた。

導入方法

ページ単位の広告の導入は簡単だ。アドセンスの管理画面からアンカー広告やモバイル全画面広告の表示をオンにして、広告を掲載したいサイトのHEAD部分に指定のコードを貼り付けるだけである。

一つのコードを貼り付けるだけで両方の広告を掲載することも、どちらか一方だけを試すこともできる。利用をやめる場合も、HTMLを操作することなく管理画面から配信を停止するだけで良いようだ。

プレビューで確認

これらの広告はモバイルをターゲットとしているため、動作を確認するにはモバイル端末が必要だ。Google Chromeなどのブラウザに用意された開発モードでスマートフォンでの表示をエミュレーションすることもできるが、実際にスマホで見るのが手っ取り早くて確実である。

Adsense フロントエンドでページ単位の広告フォーマットが無効になっています。

だが、コードを貼り付けた直後にアンカー広告を確認すると「Adsense フロントエンドでページ単位の広告フォーマットが無効になっています。」というエラーメッセージが表示されてしまった。

どうやら、このメッセージはアドセンスの設定画面で行ったアンカー広告の配信をオンにする設定が反映されていないときに表示されるもののようだ。その状態で数分待って再読込を行ったところ、エラーが解消された。

広告が見えない?

しかし、表示されているはずのアンカー広告が見えない状態となっていた。ここでも数分待って再読込を行ったところ、アンカー広告の表示が確認できた。

広告内容はページの内容と全く関係がないものだったが、これはプレビューモードだからだと思われる。

試験中

設定画面での変更が反映されて新しく広告の配信が始まるまでには、待ち時間が存在するようだ。上記のメッセージが出た場合やエラーメッセージ無しで広告が表示されない場合には、少し待つことで正常に広告が表示されるようになるかもしれない。

自分でブログを見ていて邪魔だと感じることが多ければモバイル向け広告の利用をやめるかもしれないが、まずはしばらく試してみるつもりだ。

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