『IL-2 Sturmovik: 1946』などを含むHoep for Orphans Bundleの販売を大盛況で終了した1ばかりのHumblebundleが、また新たなPCゲームバンドルを発売した。今回のHumble Paradox Bundle 2018は最大で8本、239ドル分のゲームが最低12ドルで手に入るお得なものだ。
金額やゲームの本数だけで見るとHope for Orphansバンドルが上だが、Paradoxバンドル2018には昨年発売されたばかりの『Stellaris』などの人気作が含まれている。また、Paradox作品は定価が高めなので本数の割に定価の合計は高い。
価格
このバンドルの目玉はやはり12ドル以上で購入できる『Stellaris』だろう。だが、それ以外も高い評価を受けているタイトルばかりだ。
1ドル
- Cities in Motion 2(2013年/1,980円)
- Magicka 2(2015年/1,480円)
- Majesty 2 Collection(2011年/1,980円)
1ドルを支払うことで、以上の3本が手に入る。2011年から2015年にリリースされた古めの作品が中心だが、金額的には5,480円となり十分お得である。また、1ドル以上を支払うことでHumble Monthlyに初月10%オフで加入できる。Civilization目当てにマンスリーに加入するつもりなら、ついでにこのバンドルを買うのも良いだろう。
平均額(7.21ドル)
- Crusader Kings II(2012年/3,980円)+ DLC The Old Gods(2013年/1,480円)
- Pillars of Eternity(2015年/2,980円)
- Hearts of Iron III Collection(2009年~/4,580円)
- Europa Universalis III Complete(2007年~/1,480円)
購入者の平均額以上を支払うと以上の4タイトルが追加される。古いタイトルが多いが、DLCがセットになっているものも多いのでお得感はある。金額の合計は19,980円にもなる。
12ドル
- Stellaris(2016年/3,980円)
12ドル以上を支払うとバンドル内で唯一2016年に発売された『Stellaris』が追加され、8本全てを購入できる。コンテンツをそれぞれ購入した場合の総額は23,960円だ。
コンテンツ
Cities in Motion 2
都市のバスや鉄道を整備し、住民が効率的に移動できるような交通網を作り上げるゲームあるいは交通シミュレーター。日本語には対応していないが、ある程度日本語の情報もあるので好きな人ならばプレイはできそうだ。
残念ながらDLCはバンドルに含まれておらず、本体だけである。
Magicka 2
魔法使いを操作して魔法を撃ちまくり、敵を次々と倒したり倒されたりするゲーム。オンライン/ローカルのマルチに対応しており、『Castle Clashers』のようなCo-opで楽しいタイプの作品だろう。前作があまりに高評価だったため比較して改悪されているという意見も多いが、単体で見れば評価は低くない。
日本語には対応しておらず、DLCは別売だ。
Majesty 2 Collection
RTSと言えば小さなユニットそれぞれに指示を出す忙しいゲームというイメージがあるが、Majestyではユニットに対して指示を出すことができない。これを面白いと見るか、プレイヤーが介入できなくてつまらないと捉えるかは人それぞれだろう。
日本語には対応していないが、このバンドルだけで全てのDLCが手に入る。ハマればかなり遊べそうだ。
Crusader Kings II
好きな人は好きなやつ。Steamで高評価しているレビュアーが軒並み100時間単位のプレイ時間を記録している。
ヨーロッパの領主として政略結婚で王位継承権を得たり、十字軍でイスラムと戦ったりと歴史を捏造できる。雰囲気を楽しみたいゲームなのに日本語非対応であることと、DLCが大量にあることが気になる点だろうか。Old Gods DLCだけはバンドルに含まれている。
Pillars of Eternity
TRPG的なハードな難易度と世界観を受け継ぐRPG。といっても2015年発売なので古臭いわけではない。クリアまで50時間程度という大ボリュームの作品で、DLCを含めて有志による日本語化も行われている。今年4月には、続編の発売も予定されている作品だ。
有料のDLCが2種あるが、バンドルには同梱されていない。
高評価RPG続編『Pillars of Eternity II』発売日決定! 予約受付も開始 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイトHearts of Iron III Collection
第二次世界大戦の歴史を書き換えることができるSLG。しかも、2014年1月に発売された各種DLCを含むコンプリートパッケージである。
本編と一部DLCには有志による日本語化が存在するようだが、古いゲームなのでWindowsのアップデートに置いて行かれている面も…。2016年には続編『Hearts of Iron IV』も発売されている人気作。
Europa Universalis III Complete
Hearts of Iron IIIと似ているが、第二次世界大戦よりも昔の歴史を書き換えたいならこちら。ゲーム自体はこちらの方が古い。Completeと付いているがDLC付きの完全版ではなく、別売のDLCが存在する。日本語には対応していない。
Stellaris
宇宙を舞台にしたCivilizationまたはHoIのような作品。世界史よりもSFなプレイヤーにはこちら。CivilizationにはBeyond Earthなるものもあったような気がするが…。
公式な日本語への対応は行われていないが有志による日本語Modがワークショップからダウンロードでき、音声すらも日本語化可能だというのが嬉しい。DLCが全く含まれていないのは残念な点だ。
DLC商法を承知で買うならお得
このバンドルに含まれる作品の多くには大量のDLCが存在している。Majesty 2とHoI III以外はDLCを含まないか一部のDLCだけが付属しているため、作品を遊び尽くそうと思うとバンドル額以上の出費を要求される。
だが、それを承知で買うのならば十分お得なバンドルだと言えるだろう。特に昨年発売のStellarisは過去の最低価格が約12ドルであり、この作品のためだけにバンドルを買う価値がある。全ての作品をやり込むにはいくら時間が合っても足りないが、にたすちゃんは12ドルを支払う予定だ。買いました。
なお、このバンドルが発表された直後は平均額がもう少し低かった。Stellarisの人気で平均が押し上げられているようなので、平均額を狙う場合は早めに購入した方が良いかもしれない。
最終的に10万392セット売れたという。 ↩︎
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