Mendeley導入

結局、前の記事を書いてすぐにMendeleyに登録してみました。
いろいろ入力しなければいけないのかと思ったら、Facebookアカウントを使うと簡単に終わって拍子抜け。
付け加えなければいけないのは研究分野、立場(学部生、院生、研究者など)、ログインするためのパスワードくらいだったような。

この簡単な登録が終われば、晴れてデスクトップクライアントがダウンロードできるようになります。
文献の追加や管理はウェブからでも行えますが、文書に引用元や文献表を追加することを考えるとこのクライアントは必要になると思います。
Windows、Mac、Linux用が揃っています。
今のところ日本語で使うことはできないようですが、設定する項目もほとんどないので困ることはないでしょう。



デスクトップクライアントの導入が終わったら、そのままウェブインポーターとワードプラグインもインストールしてしまいましょう。
いずれもToolメニュー内にあります。

ウェブインポーターはワンクリックで特定のウェブサイトから文献情報を取り込んでくれるので非常に便利です。
どんなサイトに対応しているのかは公式で確認できます。
Google Booksが利用できるので、ほとんどの書籍は一から手入力する必要がないのではないでしょうか。
ただし、Google Booksからはページ上で確認できる場合でも翻訳者のデータが取り込まれないようです。
版も確認して入力しておいた方が良いでしょうね。

他に日本語文献で使いそうなのはCiNii。
雑誌のセクションなどの場合はこちらを使うことになるでしょう。

ワードプラグインの方は、Mendeleyで管理している文献を引用元として挿入したり、その文書中に引用した文献の表を作成したりするのに使います。
MSワード以外にもOpenOfficeやBibTeXとも連携できるそうですが、どちらも使ったことがないのでよくわからず。


他にもPDFファイルをサーバ上にアップロードしてモバイルデバイスや他のPCからも閲覧できたり、他の研究者と共有したりする機能もありますが、まだ自分が活用していないのでよくわかっていなかったり。
登録が必須となるプロフィール項目は少ないですが、もっと情報を登録してグループを作ったりすることもできるようです。
ここから先はお好きにどうぞ、という感じですね。
理系だと一つの研究を協力して進めるのに文献共有機能も便利なのでしょうか。

ちなみに、登録直後の無料アカウントは"Earth"プランになっています。
アップロードに使える容量や作成できるグループの数が足りない場合には有料で"Solar system"プランや"Milky Way"プランがあり、それでも足りなければ"Big bang"プラン(カスタムプラン)があるとか。
名前がしゃれてますね。

PDFファイルはけっこうサイズが大きいので500MBだとやや物足りないですが、そこは無料で大容量が使えるクラウドサービスがあります。
紹介制度なども使うと10GB近く使えるものもありますよね。
MendeleyはオフラインでのPDFファイル管理ソフトと割り切って、オンラインストレージへのバックアップは他のサービスを使えば問題ありません。
ただ、この方法だと複数人での共有機能が使えないと思うので、利用目的やお財布と要相談ではあります。

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