今では夜偵の開発も担当する夜戦好きな軽巡洋艦 |
艦これのイベントで高装甲のボスを撃破するにあたって必須となる夜戦。
昼の砲撃戦で大きな活躍をする戦艦や空母だけでなく、駆逐艦や軽巡洋艦といった数値上の火力が控えめな艦でも3桁ダメージを狙える見せ場です。
ゲーム画面だけを見ても昼とは全く異なる式でダメージが計算されているのが分かります。
しかし艦これの常で、どういった仕組みになっているのか詳細は説明されません。
艦これより前に刀剣乱舞を触っていたこともあり、夜戦と艦種の関係についてはかなり長い間勘違いしていました。
夜戦に艦種補正はない
毎回夜戦で大活躍する重雷装巡洋艦 |
川内は夜戦をしたがる台詞が多く、改二への改造時に夜戦を補助するやや珍しい装備も持ってきてくれます。
北上・大井や木曾といった雷巡は夜戦での攻撃力が高く、実際に何度もイベントボスを始末してきました。
しかし、川内のように夜戦が得意そうな特定の艦に対しても重雷装巡洋艦のように夜戦で強いイメージがある艦種に対しても、夜戦で攻撃力や命中率が上がるといった補正はありません。
彼女たちが活躍できるのは純粋に夜戦向きのステータスをしているからです。
隠しパラメータではなく画面上で確認できる数値の問題なので、仕組みさえ分かっていれば夜戦攻撃力の基準は足し算だけで求められます。
艦種補正という誤解
昼の砲撃戦で駆逐艦が戦艦に大ダメージを与えることはあまりありません。
ところが夜戦になると、戦艦を駆逐艦が一撃で沈めるのも珍しいことではなくなります。
戦艦の砲撃は夜も危険ですが、空母に至っては攻撃すらしてこなくなることも多いですね。
こうした動きを見て、夜戦になると駆逐>軽巡>重巡>戦艦>空母の順に補正が入って強化または弱体化されているものだと思っていました。
とうらぶでは攻撃面・防御面とも短刀に大強化、脇差しに小強化、打刀は昼と同じ、太刀や長物が弱体化という形になります。
これと同様の仕組みだと誤解してしまったわけですね。
雷装値によるダメージ計算
昼の砲撃戦では艦娘のステータスのうち火力のみ、雷撃戦では雷装のみが参照されます。
ステータス画面で見られる火力や雷装が高くなるようにすれば、それだけ砲撃や雷撃が当たったときに大きなダメージを与えやすくなります。
実際には陣形や交戦形態による補正、弾着観測射撃ができる構成なども考えつつ装備を選ぶ必要がありますが、基本は火力か雷装を高めれば一撃が強化されます。
一方、夜戦では火力と雷装の合計値がダメージ計算の基準になります。
夜戦では陣形や交戦形態の影響を受けにくい(警戒陣の半減以外は無効)のため、火力+雷装と連撃またはカットインによる補正が物を言う世界。
どちらも単発攻撃だとすれば、火力200雷装0の戦艦と火力60雷装140の雷巡の夜戦での攻撃力は全く同じです。
夜戦での特殊攻撃
発動率・命中率を考慮しても9割装甲を抜けるはずの例 |
夜戦まで考慮するなら、狙って単発攻撃をすることはほぼないでしょう。
昼戦との兼ね合いやボスの装甲に合わせて連撃またはカットインが可能な構成を選ぶことになります。
夜戦連撃
艦種を問わず採用機会が多いのは、夜戦での連撃が可能になる主砲2+α(+β)の構成。
ダメージ倍率こそ1.2倍ですが、単純に2回攻撃するので命中しやすくなります。
3スロットの軽巡では、弾着観測射撃のために主砲2と水偵を積んでいれば自動的にこの構成になります。
重巡・戦艦や4スロットある軽巡も、4枠目に電探、徹甲弾、水戦といった夜戦特殊攻撃に影響しない装備を選べば同じですね。
4スロット艦の最後の枠に3基目の主砲を載せたり、一部の艦で増設に副砲を入れたままだと昼カットインが出たり夜カットインが出たりと変わってくるので注意。
夜戦連撃の強みは発動率の高さと、昼戦を邪魔しないこと。
夜戦で単発攻撃になる確率はレベルアップに従って下がっていくので最終的にかなり安定し、昼戦重視の弾着観測射撃とも容易に両立させられます。
夜戦連撃構成の問題点として、主砲や魚雷の数は制限されてしまいます。
装備によって火力・雷装を伸ばしにくく、倍率だけでなく基礎火力の部分でも夜戦カットインを狙う構成より劣るのは事実。
一部の艦は夜戦連撃を邪魔しない水上爆撃機や探照灯で火力や雷装にボーナスが入るので、そうした装備で連撃の攻撃力を上げるのも手でしょう。
夜戦カットイン
対して夜戦カットインは倍率と命中率の高さが魅力。
倍率は装備次第で1.3倍から2倍まで幅広く、攻撃回数は1回のものと2回のものがあります。
最高倍率の主砲3カットインは発動しても1回攻撃なので少々博打感が強くなりますが、2回攻撃のパターンは少なくとも1発装甲を抜いてくれることを期待しやすくなります。
ただ、いずれもカットイン不発で単発攻撃になるリスクはつきまといます。
カットイン攻撃の発動率は艦娘の運に影響される上、運はレベルアップや通常の近代化改修では上げられないステータス。
運改修していない状態だとカットインの発動を期待しやすいのは雪風や時雨、旗艦配置と増設見張員で発動率を高める前提で阿武隈・北上くらいでしょうか。
攻略サイトの記事でそれ以外の艦が運改修済みでカットイン構成になっているとき、下手に真似するとかえって攻略が困難になります。
丙なら特攻駆逐や高火力改二艦の連撃、乙でも北上や一部特攻対象の連撃なら悪くない確率で装甲を抜けることが多いので、きちんとダメージ計算した上で撃破の目があるなら連撃構成にした方が楽なはず。
ただ、最近は乙でも装甲が高いボスが出てくることがままあります。
駆逐艦としては高火力な夕立改二でも連撃がほぼカスダメだったりするので、連撃でどのくらいのダメージが期待できるのかは事前に計算しておくべきです。
なお、特定の装備を要求する駆逐艦専用カットインは比較的発動率が高いので運改修していない駆逐艦でも十分発動に期待できます。
判定回数が多く、単発ではなく何かしらのカットインになりやすい構成ですね。
対象の装備を持っているなら、Wikiのパターンを見つつ検討してみても良いと思います。
これもダメージ計算結果次第で、単発攻撃になるリスクを抱えるカットインよりも連撃で安定的にカスダメ2回分の耐久値を削るのが有効ということもあるので臨機応変に。
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