マークダウンエディタStackEditのバージョン5が登場

新しくなったStackEdit

昨年の末から、このブログの更新にはブラウザ上で使えるマークダウンエディタのStackEditを使用している。編集中の記事をリアルタイムでプレビュー表示でき、WindowsだけでなくChrome OSなどでも利用できる便利なアプリケーションだ。

1月8日に、このStackEditのバージョン5が利用可能になった。基本機能は同じだがUIやショートカットキーの変更が行われており、慣れるまで少し時間がかかるかもしれない。

また、1月11日時点ではバグがあるのかStackEdit内からGoogle Photoに画像をアップロードして文書内に挿入する機能が使えない状態となっていた。

バージョン5での変更点

似ているが微妙に変更されたインターフェイス

ボタン位置の変更

画面全体の大まかな構成は、新バージョンでも変わっていない。

どちらのバージョンでも、初期設定では画面が左右に分割されている。左側にマークダウン記法やHTMLタグを使って文章を記入すると、右側にその結果が表示される仕組みだ。

この点は新バージョンでも変わっていない。しかし、最上部の左右端にあったボタンの位置が入れ替わっている。

バージョン4では左側に同期・共有機能や設定画面を呼び出すためのボタン、右側に文書を管理するためのボタンが備えられていた。全体は似ているのにボタンの位置が真逆になっているので、間違って押してしまうことが短時間使ってみただけでも何度かあった。

カウンタへのアクセス

旧バージョンにも文字数や段落の数をカウントしてくれるカウンタは存在していたが、通常は右下に隠れているのでカーソルを当てないと見ることができなかった。新バージョンでは、画面の最下部に常に文字数・語数・段落数が表示される。文章を書いている途中で目をやるだけで確認できるため、便利になったと言えるだろう。

ボタンなどインターフェイスのそれ以外の部分についても変更はあるが、慣れでカバーできそうだ。マークダウンエディタでは画面上のボタンをクリックするよりもキーボードからの入力で作業することが多いので、さほど影響は大きくないだろう。

Google Photoを使った画像の挿入

Google Photoへのリンクは存在する

Bloggerに投稿するための記事を作成するツールとしてのStackEditを考える場合、画像を挿入する機能は外せない。文章だけのブログは読みにくいが、適切に画像や見出しを使うことで可読性を上げられるからだ。

旧StackEditでは編集中に画像の挿入を行いやすかったことも、メインのブログ更新用ツールとしてStackEditを使い始めた理由である。画像関連の機能だけを比較するならOpen Live Writerに軍配が上がるが、対応OSがWindowsに限られることやバグの多さから総合的にはStackEditが優秀だ。

機能不全?

ところが、バージョンアップされたのStackEdit 5では画像を挿入する機能が上手く働かない。URLからの画像挿入は可能だが、Google Photoの画像を選ぶ(またはGoogle Photoに直接画像をアップロードする)ことができないのだ。

画像を挿入するウィンドウにはGoogle Photoを開くためのリンクがある。しかし、実際にこのリンクをクリックしても何も起こらなかった。

StackEditそのものにバグがあるのか、あるいはブラウザの何らかの機能(ポップアップブロックや広告ブロック?)と競合しているのかもしれない。ブラウザに導入している拡張機能の設定も確認してみたが、今のところ解決策は見つかっていない。

1月11日時点でWindows 10とChrome OS(CloudReady)それぞれ最新版のGoogle Chromeから確認したが、いずれの環境でもGoogle Photoを開くことができなかった。ポップアップブロックやADブロックの設定は全てオフにしてみたが、変化がない。

StackEdit 4

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

はじめてのMarkdown 軽量マークアップ言語の記法と使い方
価格:2052円(税込、送料別) (2018/1/9時点)


幸い、旧バージョンのStackEdit 4もまだ利用可能だ。この記事も、旧バージョンを使って書いている。

Chromeストアから導入した拡張機能を使ってStackEditを開くと新バージョンが表示されてしまうが、右上に移動されたシャープ印のボタンから旧バージョンにアクセスできる。

シャープボタンを押すとメニューが表示され、その最下部にある”MORE”を押すと”StackEdit 4(deprecated)”のリンクがあるはずだ。廃止予定とされているのでなるべく早く新バージョンに移行すべきだが、画像挿入の状況が変わるまでは旧バージョンを使い続けることになりそうだ。

併用の可能性

ここで、一つのアイデアが再び選択肢として浮上する。文章部分をStackEdit 5で編集し、大枠ができてからOpen Live WriterまたはBloggerの標準エディタで画像を挿入するという方法だ。

StackEditから下書き状態で記事をBloggerに送る方法が不明なのが痛いが、HTMLを表示させてOpen Live Writerにコピペするという手は使える。一手間増えてしまうものの、StackEdit 5で画像の挿入が使えるようにならなければそれもやむを得ない。

0 件のコメント :

コメントを投稿